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2026/07/01 コラム

保育士はピアノが弾けないとなれない?苦手な人でも目指せる理由を解説

この記事について

保育士を目指したい人の中には、「ピアノが弾けないと保育士になれないのかな」「ピアノが苦手だから、保育士は向いていないのでは」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。

保育士というと、子どもたちの前でピアノを弾きながら歌うイメージを持つ人も多いかもしれません。確かに、保育の現場では歌やリズム遊び、行事などで音楽に関わる場面があります。

しかし、ピアノが弾けないからといって、保育士をあきらめる必要はありません。保育士に必要なのは、ピアノの技術だけではなく、子どもを理解する力、安全を守る力、保護者や同僚と関わる力など、さまざまな力です。この記事では、ピアノが苦手でも保育士を目指せる理由や、保育現場でピアノが役立つ場面、大学で基礎から学ぶ方法について解説します。

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目次

保育士はピアノが弾けないとなれない?

結論からいうと、ピアノが弾けなくても保育士を目指すことはできます。保育士資格の取得方法には、指定保育士養成施設で学ぶ方法や、保育士試験に合格する方法があります。資格取得のルートによって、ピアノの必要性や学び方は異なります。

保育士試験では、実技試験で「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の中から選択する形式がとられています。ピアノに不安がある場合でも、音楽以外の分野を選ぶことができる場合があります。最新の試験情報は、一般社団法人全国保育士養成協議会の保育士試験案内で確認しておくと安心です。

一方で、保育士養成課程のある大学や短大、専門学校では、授業の中でピアノや音楽表現を学ぶことが多くあります。入学時点で弾けることが前提ではなく、基礎から取り組んでいくことができます。

保育士になるために、最初からピアノが上手である必要はありません。大切なのは、子どもと音楽を楽しむために、少しずつ学んでいこうとする姿勢です。

保育士の仕事でピアノが使われる場面

保育士にとってピアノは、子どもたちと音楽を楽しむための一つの手段です。園によって使う頻度や求められるレベルは異なりますが、保育の現場では次のような場面でピアノが使われることがあります。

朝の会や帰りの会

朝の会や帰りの会では、あいさつの歌や季節の歌を歌うことがあります。ピアノの伴奏があることで、子どもたちが歌いやすくなり、活動の始まりや終わりを自然に意識しやすくなります。

音楽は、子どもたちの生活リズムをつくるうえでも役立ちます。たとえば、朝の歌を歌うことで一日の始まりを感じたり、帰りの歌で活動の区切りをつけたりすることができます。

発表会や行事

生活発表会、卒園式、季節の行事などでは、歌や合奏、表現活動が行われることがあります。その際に、保育士がピアノで伴奏をする場面もあります。

ただし、すべての保育士が難しい曲を弾くわけではありません。園によっては、伴奏を担当する先生が決まっていたり、音源を活用したり、簡単な伴奏にアレンジしたりすることもあります。大切なのは、子どもたちが安心して表現できるように支えることです。

遊びや表現活動

保育では、手遊び、リズム遊び、ダンス、歌遊びなど、音楽を使った活動が多くあります。ピアノはその活動を支える道具の一つです。

音楽に合わせて体を動かすことで、子どもたちはリズム感や表現する楽しさを育てていきます。ピアノが得意でなくても、歌う、手拍子をする、簡単な楽器を使うなど、子どもと音楽を楽しむ方法はさまざまです。

ピアノが苦手でも保育士を目指せる理由

ピアノが苦手でも、保育士を目指すことはできます。保育士の仕事において、ピアノは大切な表現手段の一つですが、保育士に求められる力はそれだけではありません。

保育士に必要なのはピアノだけではない

保育士に必要なのは、子どもの成長を支えるための総合的な力です。子どもの発達を理解する力、安全を守る力、体調や気持ちの変化に気づく観察力、保護者と関わるコミュニケーション力、保育を計画する力など、さまざまな力が求められます。

ピアノが得意であることは保育の場面で役立ちますが、それだけで保育士の良さが決まるわけではありません。子ども一人ひとりを理解し、安心して過ごせる環境をつくることが、保育士にとって大切な役割です。

保育士試験では音楽以外を選べる場合がある

保育士試験を受けて資格取得を目指す場合、実技試験では音楽以外の分野を選択できる場合があります。音楽に不安がある人は、造形や言語など、自分の得意な表現分野で受験を考えることもできます。

ただし、試験制度や選択科目は変更される可能性があるため、受験を考える場合は必ず最新の情報を確認しましょう。保育士試験に関する最新情報は、全国保育士養成協議会の公式ページで確認できます。

大学や養成校で基礎から学べる

大学や短大、専門学校などの保育士養成課程では、音楽やピアノを基礎から学ぶ機会があります。楽譜の読み方、指づかい、簡単な伴奏、子どもの歌に合わせた弾き方などを、授業や個別の練習を通して身につけていきます。

ピアノ初心者でも、少しずつ練習を重ねることで、保育の現場で使いやすい曲や伴奏に慣れていくことができます。一人で悩まず、授業や先生のサポートを活用しながら練習できる点は、大学や養成校で学ぶメリットです。

保育士に求められるピアノのレベルは?

保育士に求められるピアノのレベルは、園や仕事内容によって異なります。難しいクラシック曲を完璧に弾くような演奏力が求められるわけではありません。

保育の現場で大切なのは、子どもたちが歌いやすいように伴奏したり、活動の雰囲気をつくったりすることです。簡単なコードや伴奏でも、子どもと一緒に楽しく歌えることが大切です。

また、音楽表現はピアノだけではありません。歌、手遊び、リズム遊び、打楽器、身体表現など、子どもと音楽を楽しむ方法はたくさんあります。

保育士に求められるのは、ピアノを完璧に弾くことよりも、子どもと一緒に音楽を楽しむ姿勢です。苦手意識がある人も、保育に必要な曲から少しずつ練習していけば大丈夫です。

ピアノが苦手な人は、最初から難しい曲に挑戦するよりも、保育でよく使われる簡単な曲から練習するのがおすすめです。少しずつ慣れていくことで、苦手意識を減らしていくことができます。

ピアノが弾けない人が保育士を目指すときの練習ポイント

ピアノが苦手な人は、最初から難しい曲に挑戦するよりも、保育でよく使われる簡単な曲から練習するのがおすすめです。少しずつ慣れていくことで、苦手意識を減らしていくことができます。

簡単な曲から始める

まずは、童謡や季節の歌など、短くて覚えやすい曲から始めましょう。右手だけでメロディを弾く、片手ずつ練習する、ゆっくりしたテンポで弾くなど、段階を分けて練習することが大切です。

いきなり両手で完璧に弾こうとすると、苦手意識が強くなってしまうことがあります。まずは「最後まで弾けた」という経験を積むことが、自信につながります。

毎日少しずつ練習する

ピアノは、短期間で一気に上達するというより、少しずつ手を慣らしていくことが大切です。長時間練習するよりも、毎日10分でも鍵盤に触れる習慣をつくる方が続けやすい場合があります。

同じ曲を繰り返し練習することで、指の動きやリズムに慣れていきます。小さな積み重ねが、保育の現場で使える力につながります。

子どもと歌うことをイメージする

保育で使うピアノは、演奏を聴かせるためだけのものではありません。子どもたちが歌いやすく、楽しく参加できるように支えることが目的です。

練習するときは、「子どもが歌いやすいテンポか」「明るく楽しい雰囲気になっているか」を意識してみましょう。上手に弾くことだけを目指すのではなく、子どもと一緒に音楽を楽しむことをイメージすることが大切です。

先生に相談する

分からないところや苦手な部分は、一人で抱え込まずに先生に相談しましょう。指づかいや練習の順番、曲の選び方など、自分に合った練習方法を教えてもらえます。

大学や養成校で学ぶ場合は、同じようにピアノに不安を感じている仲間もいます。周囲と励まし合いながら練習することで、少しずつ自信をつけていくことができます。

ピアノが苦手な人が進学先を選ぶときのポイント

ピアノに不安がある人は、保育士を目指す進学先を選ぶときに、音楽や表現活動へのサポートがあるかを確認しておくと安心です。

ピアノ初心者向けのサポートがあるか

入学時点でピアノ経験が少ない人もいます。そのため、初心者向けに基礎から学べる授業やサポートがあるかを確認しましょう。楽譜の読み方や簡単な伴奏から学べる環境であれば、安心して練習を始めることができます。

練習環境が整っているか

ピアノは、授業以外の時間にも練習できる環境があると上達しやすくなります。練習室やピアノ設備があるか、空き時間に練習できるかなども確認したいポイントです。

練習環境が整っていると、苦手意識を少しずつ減らしながら自分のペースで取り組むことができます。

保育実習に向けた実技指導があるか

保育実習では、子どもの前で歌や手遊び、音楽活動を行う場面があります。そのため、実習に向けて実技指導があるかも大切です。

ピアノだけでなく、歌うこと、手遊び、絵本の読み聞かせ、身体表現など、保育現場で使う表現活動を総合的に学べるか確認しておきましょう。

音楽以外の表現活動も学べるか

保育で大切な表現活動は、音楽だけではありません。絵本、造形、身体表現、劇遊び、リズム遊びなど、子どもの表現を引き出す活動はたくさんあります。

ピアノが苦手な人でも、ほかの表現活動を学ぶことで、子どもと関わる幅を広げることができます。

札幌国際大学で保育士を目指す学び

札幌国際大学人文学部心理学科子ども心理専攻では、心理学をベースに保育や教育を学ぶことができます。子どものこころを深く理解し、適切な支援ができる力を身につけることを目指しています。

札幌国際大学では、保育士資格の取得を目指すことができます。保育士資格は、保育園や児童福祉施設で働くために必要な国家資格です。また、幼稚園教諭一種免許状も目指せるため、保育・幼児教育の分野で幅広い進路を考えることができます。

保育士を目指すうえでは、ピアノや音楽表現も大切ですが、それだけがすべてではありません。子どもの発達や心理、保育内容、表現活動、保護者支援などを学びながら、保育士に必要な力を総合的に身につけていくことが大切です。

札幌国際大学の関連記事でも、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得することで、保育・教育分野でのキャリアの選択肢が広がると紹介されています。詳しくは、札幌国際大学で保育士・幼稚園教諭の夢を!心理学で未来を切り拓くをご覧ください。

さらに、札幌国際大学では、保育士資格や幼稚園教諭一種免許状に加え、こども音楽療育士認定絵本士などの資格取得も目指せます。
こども音楽療育士は、音楽を活用して子どもの発達やコミュニケーションを支援するための知識と実践力を身につける資格です。認定絵本士は、絵本の魅力や読み聞かせの技術、子どもの発達に応じた絵本の選び方などを学び、絵本を通して子どもの豊かな感性やことばの発達を支援する専門的な資格です。
こうした資格を取得することで、保育現場での専門性をさらに高め、子ども一人ひとりに寄り添った保育や教育の実践につなげることができます。

まとめ

ピアノが弾けないからといって、保育士をあきらめる必要はありません。保育士資格の取得方法によっては、音楽以外の実技を選べる場合もあります。また、大学や養成校では、ピアノや音楽表現を基礎から学ぶことができます。

保育の現場では、朝の会や行事、リズム遊びなどでピアノが役立つ場面があります。しかし、保育士に求められるのは、ピアノを完璧に弾くことだけではありません。子どもの発達を理解する力、安全を守る力、保護者と関わる力、子どもと一緒に表現を楽しむ姿勢も大切です。

保育士に必要なのは、ピアノの技術だけではなく、子どもを理解し、成長を支える力です。ピアノに不安がある人も、基礎から学びながら少しずつ慣れていけば大丈夫です。子どもが大好きな音楽を一緒に学んでいきましょう。

心理学をベースに子どものこころを理解しながら保育士を目指したい人は、札幌国際大学人文学部心理学科子ども心理専攻の学びも参考にしてみてください。

札幌国際大学では、オープンキャンパスを開催しています!
詳しいプログラム内容や日程は、特設サイトをご確認ください。

オープンキャンパスの詳細・予約

伊藤桂子准教授

伊藤 桂子 准教授

Keiko Ito

この記事の監修者

所属

人文学部 心理学科 子ども心理専攻

学位

修士(教育学)

資格等
  • 中学校(音楽)専修免許
  • 高等学校(音楽)専修免許
専門分野

音楽(ピアノ)

研究テーマ

ピアノ演奏法と解釈、音楽教育

所属学会

日本保育学会、全国大学音楽教育学会、札幌音楽家協議会、日本ピアノ教育連盟、日本コダーイ協会

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