2026/05/26 コラム
eスポーツに興味がある人の中には、「ゲームが好きだけど、将来に役立つのかな」「eスポーツにはどんなスキルが必要なのだろう」と感じている人もいるのではないでしょうか。
eスポーツというと、ゲームの操作技術や反射神経が注目されがちです。しかし、実際にはそれだけではありません。試合中に状況を判断する力、チームで作戦を立てる力、仲間とコミュニケーションを取る力、配信やSNSを活用する力など、さまざまなスキルが求められます。
eスポーツに必要なスキルは、ゲームが上手いことだけではありません。この記事では、eスポーツで身につく力や、将来の仕事・進路への活かし方、大学でどのように学びを広げられるのかについて解説します。
札幌国際大学では、オープンキャンパスを開催しています!
詳しいプログラム内容や日程は、特設サイトをご確認ください。
eスポーツに必要なスキルは、大きく分けると「競技として必要な力」と「チームや社会の中で活かせる力」に分けられます。
競技としては、ゲームの操作技術、判断力、集中力、戦略的思考力などが必要です。試合中は、相手の動きや味方の状況を見ながら、短い時間で最適な行動を選ばなければなりません。
一方で、eスポーツは一人だけで完結するものではありません。チームで協力する、作戦を共有する、相手に分かりやすく伝える、試合後に振り返るなど、コミュニケーション力やチームワークも重要です。
さらに、eスポーツは配信、動画、SNS、イベント運営、マーケティングなどとも深く関わっています。そのため、デジタルリテラシーやメディア活用力も、将来に活かしやすいスキルの一つです。
札幌国際大学スポーツビジネス学科では、eスポーツを単なるゲーム競技としてだけでなく、スポーツビジネス、教育、イベント運営、マーケティングなどにつながる分野として学ぶことができます。
eスポーツで身につく力は、ゲームの中だけで役立つものではありません。ここでは、eスポーツを通じて身につきやすい主なスキルを紹介します。
eスポーツでは、試合中に状況が大きく変化します。相手の動き、味方の位置、残り時間、アイテムやスコアの状況などを見ながら、瞬時に判断する必要があります。
そのため、eスポーツに取り組むことで、限られた時間の中で情報を整理し、最適な行動を選ぶ判断力が鍛えられます。また、試合中は一瞬の判断が結果に影響するため、高い集中力も求められます。
集中して状況を見極める力は、eスポーツだけでなく、勉強、仕事、イベント運営、チーム活動など、さまざまな場面で役立つ力です。
eスポーツでは、ただ目の前のプレイをこなすだけでは勝つことができません。相手の特徴を分析し、チームの強みを活かし、どのように試合を進めるかを考える必要があります。
たとえば、相手がどのような戦い方をしてくるのか、自分たちの役割分担は適切か、どのタイミングで攻めるべきかなどを考えることが重要です。
こうした経験を通して、目標から逆算して行動する力や、失敗を振り返って改善する力が身につきます。eスポーツは、戦略的に考え、次の行動につなげる力を伸ばせる分野です。
チームで行うeスポーツでは、仲間とのコミュニケーションが欠かせません。試合中に情報を共有したり、作戦を確認したり、試合後に改善点を話し合ったりする場面が多くあります。
自分の考えを分かりやすく伝える力、相手の意見を聞く力、状況に応じて短く正確に伝える力は、チームプレイの中で自然と求められます。
これは、将来の仕事でも重要な力です。企画、営業、イベント運営、教育、地域活動など、どの分野でも人と協力して物事を進める場面があります。
eスポーツは、チーム全体で目標を共有し、それぞれの役割を果たすことが大切です。全員が同じ動きをするのではなく、攻める役割、守る役割、情報を集める役割、全体を見て指示を出す役割など、チーム内で役割が分かれることもあります。
その中で、自分の役割を理解する力、仲間を支える力、必要な場面でリーダーシップを発揮する力が身につきます。
また、勝ったときだけでなく、負けたときにチームでどう振り返るかも大切です。結果を受け止め、次に向けて改善する姿勢は、社会に出てからも活かせる力です。
eスポーツは、PCやゲーム機、配信ツール、SNS、オンラインコミュニティなど、デジタル環境と深く関わっています。
そのため、機材やツールを扱う力だけでなく、オンライン上でのマナー、情報の扱い方、発信するときの注意点なども重要になります。
デジタルリテラシーは、これからの社会で欠かせない力です。eスポーツを通して、楽しみながらデジタルツールに触れ、正しく活用する力を身につけることができます。
eスポーツでは、勝つこともあれば負けることもあります。緊張する場面で落ち着いて判断する力、ミスをしても切り替える力、悔しい結果を次に活かす力が必要です。
試合では、プレッシャーの中で冷静に行動することが求められます。また、継続して練習し、改善を重ねる姿勢も大切です。
メンタルコントロールは、競技だけでなく、受験、就職活動、仕事、チーム活動など、さまざまな場面で役立ちます。
eスポーツで身につくスキルは、eスポーツ業界だけで役立つものではありません。判断力、戦略的思考力、コミュニケーション力、チームワーク、デジタルリテラシーなどは、さまざまな仕事や進路に活かすことができます。
たとえば、大会運営やイベント企画では、企画力、スケジュール管理、チームマネジメント力が必要です。配信や動画制作では、メディア活用力や情報発信力が求められます。広告やマーケティングの分野では、SNS運用、ファンづくり、スポンサー企画などの力も活かせます。
また、一般企業の企画職や営業職、自治体の地域イベント、教育分野などでも、eスポーツで培った力は活用できます。
eスポーツのスキルは、ゲームの中だけで終わるものではなく、将来の仕事や進路にもつながる力です。プロゲーマーだけでなく、企画する人、支える人、発信する人、分析する人など、さまざまな関わり方があります。
eスポーツを大学で学ぶ意味は、ゲームの技術を磨くだけではありません。好きなゲームやeスポーツへの関心を、将来に活かせる学びとして整理し、広げていける点にあります。
大学では、競技としてのeスポーツだけでなく、イベント企画、スポンサーシップ、予算管理、プロジェクト運営、配信、メディア活用など、さまざまな視点から学ぶことができます。
感覚的に楽しんでいた経験を、企画力、分析力、マネジメント力、発信力として捉え直すことで、将来の選択肢を広げることができます。
札幌国際大学では、2025年度秋学期からスポーツビジネス学科でeスポーツ概論を開講しています。この授業では、eスポーツの基礎だけでなく、ビジネス、教育、社会的影響、イベント運営、ビジネスモデル、選手育成、マーケティング戦略などを体系的に学びます。
札幌国際大学スポーツビジネス学科では、eスポーツをスポーツビジネスの一分野として学びます。目的は、プロのeスポーツ選手を育てることだけではなく、eスポーツを教材・フィールドとして活用し、企画し、支え、動かせる人材を育てることです。
ここでは、札幌国際大学で学べるeスポーツ関連のスキルを紹介します。
eスポーツを学ぶ第一歩は、競技や業界の全体像を理解することです。eスポーツの歴史、国内外の動向、競技の仕組み、社会との関わりを知ることで、単なるゲームではなく、ビジネスや教育とも関わる分野として捉えることができます。
eスポーツ概論では、eスポーツを多角的に学び、将来の仕事や地域活動にもつながる視点を身につけます。
知識として学ぶだけでなく、実際に体験することで見えてくることもあります。eスポーツ演習では、ゲームをプレイするだけでなく、企画づくりや役割体験を通して、プレイヤー以外の関わり方も学ぶことができます。
札幌国際大学には、高性能PCを完備24台完備したeスポーツルームがあり、eスポーツを深く体験できる環境が整っています。映像制作やビジネスなど、関連分野の学びにもつながります。
eスポーツは、プレイするだけでなく、観る人に届けることも重要です。大会配信、実況、動画制作、SNS発信など、メディアを通じてeスポーツの魅力を伝える場面が多くあります。
そのため、発信する力、伝える力、視聴者に分かりやすく届ける工夫も大切です。こうした力は、広報、マーケティング、イベント運営、映像制作などの分野にもつながります。
坪山義明先生のインタビューでも、eスポーツを競技としてだけでなく、教育やビジネスの視点から捉えることの重要性が語られています。
eスポーツ大会やイベントを運営するには、企画力、進行管理、チームマネジメント力、トラブル対応力が必要です。参加者や観客が楽しめるイベントを作るには、全体を見ながら計画し、関係者と協力して進める力が求められます。
eスポーツで身につく判断力やコミュニケーション力は、大会運営の現場でも活かすことができます。
eスポーツは、SNSや動画配信との相性が高い分野です。イベントを多くの人に知ってもらうためには、情報発信、集客、ファンづくり、スポンサー企画などが重要になります。
デジタルリテラシーやメディア活用力は、広告・マーケティング分野でも活かしやすいスキルです。
スポーツで身につく力は、一般企業でも活かせます。企画を考える力、チームで動く力、課題を見つけて改善する力、相手に分かりやすく伝える力は、企画職や営業職でも求められます。
ゲームやeスポーツで得た経験を、社会で使える力として整理できれば、将来の選択肢は広がります。
eスポーツは、年齢や体格に関係なく参加しやすい特徴があります。そのため、学校教育や地域イベント、世代間交流の場でも活用される可能性があります。
札幌国際大学では、2025年8月に高校生を対象としたeSports Festa 2025も開催しており、eスポーツを「見る・学ぶ・戦う」体験として広げています。
ゲームが好きという気持ちは、eスポーツを学ぶ大切な入口になります。ただし、将来につなげるためには、ただ遊ぶだけでなく、振り返ること、工夫すること、仲間と話し合うことが大切です。
たとえば、試合後に「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」を考えることで、分析力が身につきます。チームで作戦を話し合うことで、コミュニケーション力やチームワークが育ちます。配信や動画づくりに挑戦すれば、発信力やメディア活用力も伸ばすことができます。
自分に向いている役割は、実際に体験してみないと分からないこともあります。プレイヤーとして自信がなくても、企画、運営、分析、配信、広報など、eスポーツにはさまざまな関わり方があります。
「好き」という気持ちを入り口に、将来に活かせるスキルへ広げていくことが大切です。
eスポーツに必要なスキルは、ゲームの操作技術だけではありません。判断力、集中力、戦略的思考力、コミュニケーション力、チームワーク、デジタルリテラシー、メンタルコントロールなど、さまざまな力が求められます。
これらのスキルは、eスポーツ業界だけでなく、イベント運営、広告・マーケティング、一般企業の企画職や営業職、教育・地域活動など、幅広い分野で活かすことができます。
eスポーツは、好きなことを将来に活かせるスキルへ広げていける分野です。札幌国際大学スポーツビジネス学科では、eスポーツを競技だけでなく、教育・ビジネス・イベント運営・メディア活用などの視点から学ぶことができます。
eスポーツに興味がある人は、まずはスポーツビジネス学科やオープンキャンパスを確認してみましょう。
札幌国際大学では、オープンキャンパスを開催しています!
詳しいプログラム内容や日程は、特設サイトをご確認ください。
坪山 義明 講師
Tsuboyama Yoshiaki
この記事の監修者
スポーツ人間学部スポーツビジネス学科
修士(スポーツ健康科学)
eスポーツ・アスレティックトレーニング・運動生理学
eスポーツ・バーチャルスポーツ
スポーツ産業学会、日本デジタルゲーム学会、Entertainment and Gaming Research Association