この記事について
総合型選抜と一般選抜の大きな違いは、「どのような方法で受験生を評価するか」です。
総合型選抜では、学力だけでなく、志望理由や高校での経験、学習意欲、適性などを含めて多面的・総合的に評価するのが特徴です。
一方、一般選抜では、大学独自の学力試験や大学入学共通テストなど、教科学力を測る試験を中心に評価する方式が一般的です。
「自分は総合型選抜と一般選抜のどちらを受けるべき?」「何がどう違うの?」と悩んでいる高校生も多いでしょう。
この記事では、総合型選抜と一般選抜の違いを、評価基準・試験内容・出願時期・メリット・デメリットなどから比較します。さらに、学校推薦型選抜との違いや、それぞれに向いている人、具体的な受験対策についても解説します。
後半では、札幌国際大学の総合型選抜・一般選抜についても紹介します。
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目次
総合型選抜と一般選抜の大きな違いは、受験生を評価する方法です。
総合型選抜では、志望理由やこれまでの活動、学習意欲、大学・学部との適性などを含めて、多面的・総合的に評価するのが一般的です。
一方、一般選抜では、大学独自の学力試験や大学入学共通テストなど、教科の学力を測る試験を中心に評価します。
ただし、選考方法や出願条件は大学によって異なり、一般選抜でも調査書などが評価に含まれる場合があります。
| 比較項目 |
総合型選抜 |
一般選抜 |
| 主な評価ポイント |
志望理由、意欲、適性、活動経験、学力などを総合的に評価 |
教科学力を中心に評価 |
| 主な選考方法 |
書類審査、面接、小論文、プレゼンテーションなど |
大学独自の学力試験、大学入学共通テストなど |
| 受験時期 |
一般選抜より早い時期から始まることが多い |
主に年明け以降に実施されることが多い |
| 重視されやすい力 |
志望理由を伝える力、主体性、経験、適性など |
国語・英語・数学などの教科学力 |
| 向いている人 |
志望理由やこれまでの経験を自分の言葉で伝えられる人 |
教科の勉強を積み重ね、試験で実力を発揮したい人 |
違い1.評価されるポイント
総合型選抜では、テストの点数だけではなく、「なぜこの大学・学部で学びたいのか」「高校生活で何に取り組んできたのか」「入学後に何を学びたいのか」といった部分も重視されます。
志望理由書や面接、活動実績などを通して、受験生の意欲や適性を多面的に確認する選抜方式です。
一般選抜では、大学独自の筆記試験や大学入学共通テストなどを通して、教科の基礎学力や思考力などを評価するのが中心です。
ただし、大学によっては調査書や志望理由書などを組み合わせて判定する場合もあるため、必ず志望大学の募集要項を確認しましょう。
違い2.試験内容
総合型選抜では、大学・学部によって選考内容が大きく異なります。
- 志望理由書
- 活動報告書
- 面接
- 小論文
- プレゼンテーション
- 口頭試問
- 基礎学力を確認する試験
などを組み合わせて選考するケースがあります。
一方、一般選抜では、国語・英語・数学などの教科試験や大学入学共通テストを利用する方式が中心です。
総合型選抜は「勉強しなくても受かる入試」というわけではありません。大学によっては学力を確認する試験もあり、入学後に必要な基礎学力を身につけておくことが重要です。
違い3.入試が行われる時期
総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期から出願・選考が始まる大学が多いことも特徴です。
そのため、総合型選抜を考えている場合は、高校3年生になってから急いで準備するのではなく、早い段階から志望大学について調べたり、自分の経験を整理したりしておくことが大切です。
一般選抜は、主に年明け以降に本格的な試験が行われるため、受験直前まで教科学力を伸ばしながら挑戦できます。
違い4.出願条件
総合型選抜の出願条件は大学によって異なります。
評定平均の基準を設けている大学もあれば、評定平均に条件を設けていない大学もあります。また、事前面談やオープンキャンパスへの参加などを条件としている場合もあります。
一般選抜も同様に、必要な科目や出願資格は大学・学部によって異なります。
「総合型選抜なら必ず評定が必要」「一般選抜ならテストの点数だけで決まる」と考えず、志望する大学の最新の募集要項を確認することが重要です。
総合型選抜と一般選抜は、どちらが簡単というわけではない
総合型選抜と一般選抜では、評価されるポイントが異なるため、単純に「どちらの方が簡単」と比較することはできません。
総合型選抜では、自分の経験や志望理由を整理し、面接や書類などで伝える力が必要です。
一般選抜では、教科の知識を身につけ、試験当日に安定して得点する力が求められます。
大切なのは、自分の得意なことや高校生活で積み重ねてきた経験、志望大学の入試制度を確認したうえで、自分に合った受験方法を選ぶことです。
総合型選抜と一般選抜のメリット・デメリット
総合型選抜と一般選抜には、それぞれ異なるメリットと注意点があります。
「早く合格が決まるから総合型選抜」「学力だけで勝負できるから一般選抜」と単純に考えるのではなく、自分の得意なことや準備にかけられる時間、志望大学の選考方法まで含めて考えることが大切です。
総合型選抜のメリット
高校生活での経験や意欲を評価してもらえる
総合型選抜では、教科試験の点数だけでなく、高校生活で取り組んできた活動や志望理由、学習意欲、将来の目標なども評価の対象になります。
部活動や生徒会、ボランティア、資格取得、探究活動など、自分が力を入れてきた経験を大学での学びにつなげて伝えられることは大きな特徴です。
比較的早い時期に進路が決まる場合がある
総合型選抜は、一般選抜より早い時期から選考が行われることが多いため、合格した場合は早めに進路が決まる可能性があります。
その後の時間を、入学準備や資格取得、大学で学びたい分野の勉強などに使うこともできます。
自分の強みをさまざまな方法で伝えられる
面接や志望理由書、プレゼンテーション、小論文など、大学によってさまざまな選考方法があります。
筆記試験だけでは伝わりにくい、自分の考え方や経験、人柄、大学で学びたいという意欲を示せることもメリットです。
総合型選抜のデメリット・注意点
早い段階から準備が必要
総合型選抜は選考時期が早いため、その分、準備も早く始める必要があります。
大学・学部について調べるだけでなく、志望理由を整理したり、自分の高校生活を振り返ったり、面接や小論文の練習をしたりする時間も必要です。
書類・面接対策にも時間がかかる
志望理由書は、一度書けば完成するものではありません。
「なぜその大学なのか」「大学で何を学びたいのか」「将来どうなりたいのか」を整理し、具体的に伝えられる内容へ磨いていく必要があります。
面接でも、自分の考えをその場で分かりやすく伝える練習が重要です。
大学ごとに選考方法が大きく異なる
総合型選抜は、大学や学部によって試験内容や出願条件が大きく異なります。
「前に受けた大学と同じ対策で大丈夫」とは限らないため、志望大学ごとに募集要項やアドミッション・ポリシーを確認し、それぞれに合った準備が必要です。
一般選抜のメリット
学力を伸ばした分だけ結果につなげやすい
一般選抜では、教科試験の得点が合否判定の中心になるケースが多いため、勉強した成果を試験で発揮しやすいことが特徴です。
高校生活の後半から成績を大きく伸ばした人や、教科の勉強が得意な人にとっては、自分の強みを活かしやすい方式といえます。
受験直前まで学力を伸ばせる
一般選抜は主に年明け以降に実施されることが多いため、高校3年生の後半まで受験勉強を続けながら実力を伸ばすことができます。
苦手科目を克服したり、過去問題を繰り返したりしながら、本番まで得点力を高められることはメリットです。
複数の大学・学部を受験しやすい
一般選抜では、試験日程や受験科目を調整しながら複数の大学・学部へ出願できる場合があります。
大学入学共通テストを利用した選抜なども含め、自分の受験計画に合わせて選択肢を広げやすい点も特徴です。
一般選抜のデメリット・注意点
本番の試験結果に左右されやすい
一般選抜では学力試験の比重が高いことが多いため、それまで勉強を積み重ねていても、当日の体調や緊張などによって実力を十分に発揮できない場合があります。
過去問題演習や模擬試験などを通して、本番に近い環境で問題を解く経験を積むことも重要です。
受験勉強が長期化しやすい
一般選抜を中心に受験する場合、入試本番まで長期間にわたって勉強を続ける必要があります。
特に複数科目が必要な場合は、科目ごとの学習時間を確保しながら、長期的な計画を立てることが大切です。
大学によって必要科目が異なる
同じ学部系統でも、大学によって必要な受験科目や配点は異なります。
志望大学を決めたら、できるだけ早く試験科目や配点を確認し、重点的に勉強する科目を決めておきましょう。
メリット・デメリットを比較
| 選抜方式 |
メリット |
デメリット・注意点 |
| 総合型選抜 |
経験・意欲・適性なども評価される/早めに進路が決まる可能性がある/自分の強みを多面的に伝えられる |
早期準備が必要/書類・面接対策が必要/大学ごとに選考内容が異なる |
| 一般選抜 |
学力を活かしやすい/本番まで学力を伸ばせる/複数校を受験しやすい |
試験当日の結果に左右されやすい/受験勉強が長期化しやすい/大学ごとに必要科目が異なる |
どちらにもメリットと注意点があるため、「どちらが有利か」ではなく、「どちらの選考方法なら自分の力を発揮しやすいか」という視点で考えることが大切です。
学校推薦型選抜との違い
総合型選抜と一般選抜に加えて、大学入試では「学校推薦型選抜」という方式もあります。
3つの違いを理解するうえで重要なのは、「誰からの推薦が必要か」「何を評価するか」「どのような試験を受けるか」です。
| 選抜方式 |
主な特徴 |
推薦の有無 |
主な評価方法 |
| 総合型選抜 |
意欲・適性・経験・学力などを多面的に評価 |
高校からの推薦が不要な場合が多い |
書類、面接、小論文、プレゼンテーションなど |
| 学校推薦型選抜 |
高校での学習状況や活動実績も含めて評価 |
高校からの推薦が必要 |
調査書、推薦書、面接、小論文など |
| 一般選抜 |
教科学力を中心に評価 |
原則不要 |
大学独自試験、大学入学共通テストなど |
総合型選抜と学校推薦型選抜の違い
総合型選抜と学校推薦型選抜は、どちらも一般選抜より早い時期に実施されることが多く、面接や書類審査などを取り入れている点が似ています。
大きな違いは、学校推薦型選抜では高校からの推薦が必要になることです。
学校推薦型選抜では、推薦書や調査書、高校での成績、活動実績などをもとに評価されるケースが一般的です。
一方、総合型選抜では、高校からの推薦を必要とせず、自分で出願できる大学も多くあります。志望理由や活動経験、大学との適性などを、自分自身の言葉で伝えることが重要です。
学校推薦型選抜には「指定校推薦」と「公募推薦」がある
学校推薦型選抜には、大きく分けて「指定校推薦」と「公募推薦」があります。
指定校推薦
大学が指定した高校に対して推薦枠を設け、高校内で推薦者を決めて出願する方式です。
高校ごとに推薦できる人数が決まっている場合があり、校内選考が行われることもあります。
公募推薦
大学が定める出願条件を満たし、高校からの推薦を受けることで出願できる方式です。
指定校推薦とは異なり、対象となる高校が限定されていない場合が多く、条件を満たしていれば幅広い高校から出願できます。
総合型選抜と学校推薦型選抜、どちらが向いている?
総合型選抜は、自分の経験や志望理由を自分の言葉で伝えたい人に向いています。
部活動や探究活動、ボランティアなど、高校生活で取り組んできたことを大学での学びにつなげて説明できる人は、自分の強みを活かしやすいでしょう。
一方、学校推薦型選抜は、高校での成績や活動を継続的に積み重ね、学校から推薦を受けられる人に向いています。
出願条件は大学ごとに必ず確認する
同じ「総合型選抜」「学校推薦型選抜」という名称でも、評定平均の基準や試験内容、専願・併願の可否などは大学によって異なります。
また、学校推薦型選抜では、高校側で校内選考が行われる場合もあります。
「推薦だから必ず受かる」「総合型なら評定は関係ない」と考えず、志望大学の募集要項と高校の進路指導を確認することが大切です。
総合型選抜と一般選抜のどちらが向いているかは、自分の得意なことや高校生活で積み重ねてきた経験、受験までに準備できる内容によって変わります。
「どちらが有利か」ではなく、「どちらなら自分の強みを伝えやすいか」という視点で考えてみましょう。
総合型選抜が向いている人
- 志望する大学・学部で学びたい理由が明確
- 高校生活で力を入れてきた活動がある
- 部活動・生徒会・探究活動・ボランティアなどの経験を伝えられる
- 将来やりたいことについて考えている
- 自分の考えを文章や面接で伝えることが比較的得意
- 早い時期から入試対策を始められる
総合型選抜では、「なぜその大学なのか」「これまで何を経験し、大学で何を学びたいのか」を自分の言葉で伝えることが重要です。
特別な実績がなければ受験できないわけではありません。
部活動を最後まで続けた経験や、学校行事で工夫したこと、探究学習で興味を持ったテーマなど、日常の経験から自分の成長や学びを整理できることも大切です。
一般選抜が向いている人
- 国語・英語・数学など教科の勉強が得意
- 模試や定期テストで実力を発揮しやすい
- 受験本番まで学力を伸ばしていきたい
- 複数の大学や学部を比較しながら受験したい
- 面接や志望理由書より筆記試験の方が力を発揮しやすい
- 長期的な学習計画を立てて勉強を続けられる
一般選抜は、教科の勉強を積み重ね、本番の試験で得点する力を活かしやすい入試方式です。
現時点で志望理由をうまく言語化できていなくても、受験勉強を進めながら大学・学部を比較し、志望校を絞っていくこともできます。
総合型選抜に向いているかチェック
- 行きたい大学・学部がある程度決まっている
- 大学で学びたいことを説明できる
- 高校生活で頑張ったことがある
- 自分の経験を振り返ることができる
- 面接や文章で自分の考えを伝えることに抵抗が少ない
- 夏頃までに本格的な受験準備を始められる
当てはまる項目が多い人は、総合型選抜で自分の強みを活かせる可能性があります。
一般選抜に向いているかチェック
- 教科の勉強をコツコツ続けることができる
- 模試やテストの点数を上げることにやりがいを感じる
- 得意科目がある
- 受験直前まで実力を伸ばしたい
- 複数の大学・学部を受験したい
- 面接より筆記試験の方が得意
当てはまる項目が多い人は、一般選抜で力を発揮しやすい可能性があります。
総合型選抜と一般選抜を併用する方法もある
必ずしも、総合型選抜か一般選抜のどちらか一方だけに絞る必要はありません。
大学の制度や出願条件によっては、総合型選抜に挑戦しながら、結果に備えて一般選抜の勉強を続ける方法もあります。
むしろ、総合型選抜を受ける場合でも、入学後に大学の授業についていくための基礎学力は必要です。
総合型選抜の対策と一般選抜に向けた教科の勉強を並行して進めることで、受験の選択肢を広げることができます。
迷ったら「自分の強み」と「大学が求める学生像」を照らし合わせる
どちらの入試方式を選ぶか迷ったときは、まず自分の強みやこれまでの経験を整理してみましょう。
そのうえで、志望大学のアドミッション・ポリシーや募集要項を確認し、大学がどのような学生を求めているのかと照らし合わせることが重要です。
自分を知ることと、大学を知ること。この2つが、自分に合った入試方式を選ぶ第一歩です。
総合型選抜の対策
総合型選抜の対策で大切なのは、「自分を知ること」と「大学を知ること」の両方です。
自分が高校生活で何を経験し、何を考え、大学で何を学びたいのかを整理したうえで、志望大学の特徴やアドミッション・ポリシーと結びつけていく必要があります。
1.自己分析をする
まずは、高校生活を振り返り、自分がどんな経験をしてきたのかを整理しましょう。
- 部活動で頑張ったこと
- 学校行事で工夫したこと
- 生徒会や委員会で経験したこと
- 探究学習で興味を持ったテーマ
- ボランティアや地域活動
- 資格取得や検定への挑戦
- 失敗した経験と、そこから学んだこと
特別に大きな実績がなくても問題ありません。
大切なのは、「何をしたか」だけでなく、「なぜ取り組んだのか」「何を学んだのか」「その経験が今の自分にどうつながっているのか」まで考えることです。
2.志望大学・学部について調べる
総合型選抜では、「なぜこの大学・学部を志望するのか」を具体的に説明できることが重要です。
大学のWebサイトやパンフレットを見るだけでなく、学部・学科の授業内容、資格、実習、ゼミ、卒業後の進路なども確認しましょう。
- どのような授業があるか
- どのような資格取得を目指せるか
- どのような実習・フィールドワークがあるか
- どんな教員から学べるか
- 卒業後にどのような進路があるか
- 大学がどのような学生を求めているか
「有名だから」「家から近いから」だけではなく、その大学だからこそ学びたい理由を見つけることがポイントです。
3.アドミッション・ポリシーを確認する
アドミッション・ポリシーとは、大学が「どのような学生に入学してほしいか」を示した方針です。
総合型選抜では、大学が求める学生像と、自分の経験や目標がどのようにつながっているかを考えることが重要です。
志望理由書や面接を準備するときにも、アドミッション・ポリシーを確認しておくと、自分のどの経験を伝えるべきか整理しやすくなります。
4.志望理由書を準備する
志望理由書では、「大学に入りたい」という気持ちだけではなく、具体的な理由を説明する必要があります。
次のような流れで整理すると、内容を組み立てやすくなります。
-
- STEP1:将来やりたいこと・興味のあること
- 将来どのような分野で活躍したいのか、どんなことに興味を持っているのかを整理します。
-
- STEP2:興味を持ったきっかけ
- 高校生活での経験など、なぜその分野に興味を持ったのかを具体的に説明します。
-
- STEP3:大学で学びたいこと
- 授業や実習、資格など、志望大学で具体的に何を学びたいのかを整理します。
-
- STEP4:学びを将来どう活かすか
- 大学での学びを将来の目標にどうつなげたいのかを伝えます。
「自分の経験 → 大学で学びたいこと → 将来の目標」につながりがあることが、説得力のある志望理由につながります。
5.面接対策をする
総合型選抜では、面接が行われるケースも多くあります。
よく聞かれる質問を丸暗記するのではなく、自分の経験や考えを、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
- なぜこの大学を志望しましたか?
- なぜこの学部・学科で学びたいのですか?
- 高校生活で一番頑張ったことは何ですか?
- その経験から何を学びましたか?
- 大学で挑戦したいことは何ですか?
- 将来どのような仕事をしたいですか?
面接練習では、学校の先生や家族などに協力してもらい、実際に声に出して答えることがおすすめです。
回答内容だけでなく、相手の質問を聞いてから答えることや、落ち着いて話すことも意識しましょう。
6.小論文・プレゼンテーション対策をする
大学によっては、小論文やプレゼンテーションが選考に含まれる場合があります。
小論文では、テーマについて自分の考えを述べるだけでなく、理由や具体例を示しながら論理的に説明する力が必要です。
プレゼンテーションでは、限られた時間の中で、自分の考えを分かりやすく伝える練習が重要です。
志望する大学の過去の出題例や募集要項を確認し、実際の形式に合わせて練習しましょう。
7.オープンキャンパスに参加する
大学について深く知るためには、オープンキャンパスへの参加も有効です。
実際にキャンパスを訪れることで、Webサイトやパンフレットだけでは分からない大学の雰囲気や、学生・教員の様子を知ることができます。
また、入試相談などで総合型選抜の選考方法や準備について直接質問できる場合もあります。
自分が実際に大学で学ぶ姿をイメージできるようになることは、志望理由を具体化するうえでも役立ちます。
一般選抜の対策では、志望大学の試験科目と配点を早めに確認し、必要な科目に優先順位をつけて勉強することが重要です。
同じ学部系統でも、大学によって必要科目や試験形式は異なります。まずは募集要項を確認し、自分が何をどこまで準備すべきかを明確にしましょう。
1.試験科目と配点を確認する
最初に確認したいのは、志望大学の試験科目と配点です。
- どの科目が必要か
- 必須科目と選択科目は何か
- 各科目の配点は何点か
- 大学入学共通テストを利用できるか
- 調査書などが判定に含まれるか
配点が高い科目や、自分が得意な科目を把握することで、勉強時間の配分を考えやすくなります。
2.まずは基礎を固める
一般選抜対策では、いきなり難しい問題集や過去問題に取り組むより、まず教科書レベルの基礎を固めることが大切です。
英語なら単語・文法、国語なら語彙や読解の基本、数学なら公式や典型的な問題など、自分が理解できていない部分を一つずつ減らしていきましょう。
基礎問題を安定して解ける状態をつくることが、応用問題や過去問題で得点するための土台になります。
3.苦手科目・苦手分野を早めに把握する
模擬試験や学校のテストを活用し、自分がどこで点数を落としているのかを分析しましょう。
「英語が苦手」と大きく考えるのではなく、「長文読解で時間が足りない」「文法問題の正答率が低い」など、苦手な部分を具体的にすることがポイントです。
苦手分野が分かれば、その部分に集中して対策できます。
4.過去問題で出題傾向を確認する
基礎がある程度固まったら、志望大学の過去問題に取り組みましょう。
過去問題では、単に得点を見るだけでなく、次のポイントを確認します。
- どの分野から多く出題されているか
- 記述式・選択式など、どのような形式か
- 問題量は多いか
- 時間内に最後まで解けるか
- 自分が得点しやすい問題・失点しやすい問題はどれか
過去問題は「合格点が取れるか確認するもの」だけではなく、「これから何を勉強すべきかを見つけるための教材」として活用しましょう。
5.時間配分を決めて練習する
入試本番では、問題を解く力だけでなく、限られた時間の中で得点する力も必要です。
過去問題を解くときは、本番と同じ制限時間を設定し、どの問題に何分使うのかを意識しましょう。
難しい問題に時間を使いすぎず、解ける問題から確実に得点する判断も重要です。
6.間違えた問題をそのままにしない
問題演習では、「何問解いたか」よりも、間違えた問題を理解できたかどうかが大切です。
間違えた理由を、
- 知識が不足していた
- 問題文を読み間違えた
- 時間が足りなかった
- 解き方は分かっていたが計算ミスをした
などに分けて振り返り、同じミスを繰り返さないようにしましょう。
7.大学入学共通テスト利用方式も確認する
大学によっては、大学独自の一般選抜だけでなく、大学入学共通テストの成績を利用して受験できる方式があります。
共通テスト利用方式では、大学独自の試験を受けずに出願できる場合もあるため、受験機会を増やせる可能性があります。
ただし、必要科目や利用する得点、募集人数などは大学によって異なるため、募集要項を確認しましょう。
8.長期的な学習計画を立てる
一般選抜では、入試本番まで継続して勉強を続ける必要があります。
「1日10時間勉強する」といった無理な計画よりも、毎日継続できる学習時間を決め、定期的に進捗を確認することが大切です。
たとえば、
- 夏まで:基礎固め
- 夏〜秋:問題演習・苦手克服
- 秋〜冬:過去問題・実戦演習
- 直前期:弱点の最終確認・時間配分の調整
のように、大まかな時期ごとに目標を設定すると学習を進めやすくなります。
一般選抜は、短期間の勉強だけでなく、日々の積み重ねが結果につながりやすい入試方式です。
札幌国際大学の総合型選抜・一般選抜
札幌国際大学では、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用選抜など、複数の入試方式を設けています。
2026年度の学生募集要項でも、これらの入試方式が案内されています。
入試方式によって評価される内容や出願条件、試験内容は異なるため、「総合型選抜だから面接だけ」「一般選抜だから学力試験だけ」と決めつけず、必ず最新の募集要項を確認することが大切です。
札幌国際大学の総合型選抜
札幌国際大学では、総合型選抜を実施しています。
大学のアドミッション・ポリシーでは、本学で学ぶために必要な学力だけでなく、自ら考え他者と協働して学ぶ意欲、社会の課題への問題意識、希望する分野への興味・関心、目標に向けて努力する姿勢などを持つ学生を求めています。
そのため、総合型選抜を検討する場合は、札幌国際大学や志望学科について調べ、「なぜこの大学・学科で学びたいのか」「大学でどのようなことに取り組みたいのか」を整理しておくことが重要です。
札幌国際大学の一般選抜
札幌国際大学では、一般選抜も実施しています。
2026年度の学生募集要項では、人文学部・観光学部・スポーツ人間学部の各学科で一般選抜の募集人員が設定されています。
一般選抜を検討する場合は、志望学科の試験科目や配点、選考方法を確認し、それに合わせて学習計画を立てることが大切です。
大学入学共通テスト利用選抜もある
札幌国際大学では、一般選抜とは別に大学入学共通テスト利用選抜も設けています。
2026年度の学生募集要項でも、一般選抜とは別の入試方式として大学入学共通テスト利用選抜が案内されています。
自分の得意科目や受験計画によっては、一般選抜だけでなく、大学入学共通テスト利用選抜も含めて検討すると選択肢を広げられます。
自分に合った入試方式を選ぶことが大切
総合型選抜と一般選抜では、準備する内容や評価されるポイントが異なります。
志望理由や高校での経験、自分の考えを伝えることに強みがある人もいれば、教科の勉強を積み重ねて試験で力を発揮しやすい人もいます。
入試方式の名前だけで判断するのではなく、最新の募集要項と自分の強みを照らし合わせて選ぶことが重要です。
札幌国際大学の最新の入試情報については、
札幌国際大学 受験生応援サイト「UPBEAT」入試情報
で確認してください。
成功例・失敗例から見る受験のポイント
総合型選抜と一般選抜では、合格につながる準備の仕方が異なります。
ここでは、元記事で紹介されている成功例・失敗例をもとに、どのような行動が結果につながったのか、反対にどこでつまずきやすいのかを整理します。
総合型選抜の成功例|経験を「大学で学びたいこと」につなげた
総合型選抜で合格した先輩は、高校時代に地域のボランティア活動へ積極的に参加し、そのなかでリーダーシップを発揮していました。
ただ活動実績を並べるのではなく、志望大学のアドミッション・ポリシーを確認し、「ボランティア経験で身につけた力」と「大学で学びたいこと」がどのようにつながるのかを具体的に整理したことがポイントです。
出願書類では、活動を通して身につけた課題解決力やコミュニケーション力を具体的なエピソードとともに伝えました。
面接でも、自分の経験をもとに志望理由や将来の目標を自分の言葉で説明できるよう準備していました。
さらに、小論文対策として普段からニュースに触れ、自分の意見を論理的にまとめる練習も続けていたといいます。
成功につながったポイント
- 活動実績を並べるだけで終わらせなかった
- アドミッション・ポリシーを理解していた
- 高校での経験と大学で学びたいことを結びつけた
- 具体的なエピソードで自分の強みを伝えた
- 面接・小論文まで計画的に準備した
総合型選抜では、華やかな実績があるかどうか以上に、自分の経験を振り返り、そこから得た学びを大学での学びや将来につなげて説明できることが重要です。
一般選抜の成功例|基礎からやり直して逆転合格
一般選抜で合格した別の先輩は、高校2年生の終わりまで部活動に力を入れており、当時の学業成績には不安がありました。
そこで高校3年生から本格的に受験勉強を始め、最初に取り組んだのが苦手科目の克服と基礎固めでした。
特に数学では、毎日問題演習に取り組み、分からない問題があればそのままにせず、先生へ質問して解決する習慣をつけました。
また、模擬試験の結果だけに一喜一憂するのではなく、「自分の弱点はどこか」を確認しながら学習計画を修正していったことが合格につながりました。
勉強が思うように進まない時期には、散歩をしたり友人と励まし合ったりしながら、長期間の受験勉強を乗り越えたといいます。
成功につながったポイント
- 難問より先に基礎固めを優先した
- 苦手科目から逃げずに対策した
- 分からない問題をそのままにしなかった
- 模試を「合否判定」ではなく「弱点分析」に使った
- 無理をしすぎず、長期間勉強を続ける工夫をした
一般選抜では、今の成績だけで受験結果が決まるわけではありません。
苦手分野を把握し、基礎から計画的に積み上げていくことで、受験本番まで得点力を伸ばすことができます。
失敗例1.周りに合わせて総合型選抜を選んでしまった
元記事では、十分な自己分析をしないまま「周りが総合型選抜を受けるから」という理由で受験方式を選び、自分の強みや経験を十分にアピールできなかったケースが紹介されています。
総合型選抜では、志望理由や高校生活での経験について深く質問されることがあります。
そのため、「早く合格できそう」「友達も受けるから」といった理由だけで選ぶのではなく、自分自身がなぜその大学を志望するのかを考えることが重要です。
失敗例2.基礎が不十分なまま難しい問題ばかり解いた
一般選抜では、基礎学力に不安があるにもかかわらず、難しい問題ばかりに取り組んでしまい、思うように学力が伸びなかったケースも紹介されています。
難問が解けるようになることよりも、まずは教科書レベルや基本問題を安定して正解できる状態をつくることが大切です。
自分の現在地を確認せずに勉強を進めるのではなく、苦手分野や理解不足を一つずつ解消することが、結果的に得点アップにつながります。
成功例・失敗例から分かる4つのポイント
-
- 1.周りではなく自分を基準に入試方式を選ぶ
- 友人がどの方式を受けるかではなく、自分の強みや志望大学の選考方法をもとに判断しましょう。
-
- 2.自分の現在地を把握する
- 総合型選抜なら経験や志望理由、一般選抜なら学力や苦手分野など、現在の自分を客観的に整理します。
-
- 3.入試方式に合った対策をする
- 総合型選抜なら書類・面接・大学研究、一般選抜なら基礎学力・過去問題など、必要な準備は異なります。
-
- 4.早めに準備を始める
- どちらの方式でも、直前だけの対策ではなく、余裕を持って準備を進めることが重要です。
入試方式そのものが合否を決めるのではなく、自分に合った方式を選び、その方式に必要な準備をどれだけ積み重ねられるかが大切です。
Q1.総合型選抜と一般選抜は併願できますか?
大学や入試方式によって異なります。
総合型選抜でも、他大学との併願が可能な場合もあれば、合格した場合に必ず入学することを前提とした「専願制」の場合もあります。
一般選抜は、複数の大学・学部へ出願できるケースが一般的です。
ただし、同じ大学内でも入試方式によって条件が異なることがあるため、必ず募集要項で「専願・併願」の条件を確認しましょう。
なお、札幌国際大学の2027年度総合型選抜は専願制です。
Q2.総合型選抜では評定平均が低いと受験できませんか?
必ずしも、評定平均が低いと受験できないわけではありません。
総合型選抜の出願条件は大学・学部によって異なり、評定平均の基準を設けている大学もあれば、設けていない大学もあります。
また、評定だけでなく、志望理由や活動経験、面接、小論文などを含めて総合的に評価する入試もあります。
「総合型選抜=評定が高くないと受けられない」と決めつけず、志望大学の出願条件を確認することが大切です。
Q3.浪人生でも総合型選抜を受けられますか?
浪人生でも受験できる総合型選抜はあります。
ただし、「現役高校生のみ」「卒業後○年以内」など、大学によって出願資格が異なる場合があります。
浪人生だから総合型選抜を受けられないとは限らないため、募集要項の出願資格を確認しましょう。
Q4.総合型選抜と一般選抜はどちらが受かりやすいですか?
一概に、どちらの方が受かりやすいとはいえません。
総合型選抜と一般選抜では評価方法が異なるため、自分の得意なことによって力を発揮しやすい方式も変わります。
総合型選抜では、志望理由や経験、面接などで自分の強みを伝える力が求められます。
一般選抜では、国語・英語・数学などの教科学力を試験で発揮する力が重要です。
「どちらが簡単か」ではなく、「どちらなら自分の強みを活かせるか」で考えることが大切です。
Q5.総合型選抜を受けるなら一般選抜の勉強はしなくてもいいですか?
総合型選抜を受ける場合でも、教科の勉強は続けておくことをおすすめします。
総合型選抜でも基礎学力を確認する試験が行われる場合があるほか、合格後も大学の授業についていくための学力は必要です。
また、総合型選抜の結果によっては一般選抜へ切り替える可能性もあります。
志望理由書や面接の準備だけに偏らず、普段の授業や受験勉強も並行して進めましょう。
Q6.総合型選抜には特別な実績が必要ですか?
全国大会出場や大きな受賞歴など、特別な実績が必ず必要というわけではありません。
部活動を継続した経験や、学校行事、探究活動、アルバイト、ボランティアなども、自分がそこから何を学んだのかを説明できれば大切な経験になります。
大切なのは、実績の大きさだけではなく、その経験を通してどのように考え、成長し、大学での学びにつなげたいのかを伝えることです。
まとめ
総合型選抜と一般選抜の大きな違いは、受験生を評価する方法です。
総合型選抜では、志望理由や活動経験、意欲、適性などを含めて多面的・総合的に評価するのが一般的です。
一方、一般選抜では、大学独自の学力試験や大学入学共通テストなど、教科学力を測る試験を中心に評価します。
ただし、出願条件や選考方法は大学によって異なるため、「総合型選抜なら評定は関係ない」「一般選抜なら試験の点数だけで決まる」と決めつけず、必ず志望大学の最新の募集要項を確認することが大切です。
総合型選抜が向いているのは、自分の経験や志望理由、将来の目標を自分の言葉で伝えたい人です。
一般選抜は、教科の勉強を積み重ね、試験本番で学力を発揮したい人に向いています。
どちらが簡単か、どちらが有利かではなく、「どちらなら自分の強みを活かしやすいか」という視点で入試方式を選びましょう。
また、大学の制度によっては、総合型選抜に挑戦しながら一般選抜の勉強を続けるなど、複数の可能性を考えて受験準備を進めることもできます。
札幌国際大学では、総合型選抜・一般選抜のほか、学校推薦型選抜や大学入学共通テスト利用選抜など、複数の入試方式を設けています。
自分に合った入試方式や最新の試験日程、選抜方法については、
札幌国際大学 受験生応援サイト「UPBEAT」入試情報
で確認してください。
「自分にはどの入試方式が合っている?」
「総合型選抜や一般選抜について詳しく相談したい」という方は、
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