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2026/01/10 コラム

図書館司書になるには?大学での資格取得から仕事内容まで解説

この記事について

「本が好き」「知の世界を探究したい」 そんな想いは、やがて「文化や歴史、社会の多様性」への興味へと繋がっていくかもしれません。
この記事では、「図書館司書」という専門職について、仕事の具体的な内容から資格取得の方法、そして未来のキャリアパスまでを深く掘り下げて解説します。
さらに、ただ資格を取るだけでなく、国際的な視野と地域への深い理解を兼ね備えた、これからの時代に求められる司書を目指せる大学での学びについても紹介します。

この記事が、あなたの知的好奇心を満たし、夢への具体的な一歩を踏み出すための羅針盤となるはずです。

目次

図書館司書とは?本の専門家から文化の探究者へ

図書館で働く人

図書館司書は、カウンターで本の貸出・返却を行うだけでなく、図書館法という法律で定められた、専門的な知識と技術を持つ国家資格を持つ専門職員です。そしてその役割は、単なる本の管理者に留まりません。
地域の歴史や多様な文化を人々に伝え、知的な交流を生み出す「文化の探究者」であり、情報の案内人でもあるのです。

司書の具体的な仕事内容

司書の仕事は、図書館という知の集積地を動かす、多岐にわたる重要な業務から成り立っています。

  1. 資料の収集と選書
    図書館の蔵書を構築する、最も創造的な仕事の一つです。地域の歴史に関する郷土資料、海外の文化を知るための洋書、最新の研究成果がわかる専門誌など、利用者のニーズと図書館の特色を考え抜き、知のコレクションを形成していきます。
  2. 資料の分類と整理
    集められた膨大な資料を、日本十進分類法(NDC)などの専門ルールに従って分類し、誰もが探しやすいように配架します。一見地道な作業ですが、利用者のスムーズな情報アクセスを支える、専門技術が光る業務です。
  3. カウンター業務(貸出・返却)
    利用者と直接顔を合わせる、図書館の「顔」です。単なる手続きだけでなく、利用者との何気ない会話から新たなニーズを汲み取る、大切なコミュニケーションの場でもあります。
  4. レファレンスサービス
    「アイヌ文化について学びたいのですが、何から読めば良いですか?」「縄文時代の遺跡について、小学生にも分かるように説明している本はありますか?」といった、利用者のあらゆる知的探究に応える、司書の専門性が最も発揮される業務です。深い教養と情報検索スキルを駆使し、利用者を最適な情報へと導きます。
  5. イベントの企画と運営
    地域に残る民話をテーマにした「おはなし会」、考古学の専門家を招いての講演会、海外文化を紹介する映画上映会など、本と人、人と人とを繋ぐ、魅力的なイベントを企画・実施します。
  6. 広報活動
    ウェブサイトの運営やSNSでの情報発信、地域の学校や施設と連携した活動などを通じて、図書館の持つ価値や魅力を社会に伝え、知のインフラとしての役割を広げていきます。

「司書」と「司書補」の違い

図書館には「司書」の他に「司書補」という職員がいます。
司書補は、司書の指示のもとで業務を補助する役割を担います。司書補として3年以上の実務経験を積むと、後述する「司書講習」を経て司書を目指す道も開かれています。

図書館司書資格を取得する3つのルート

仕事の話をする同僚

司書資格を取得するには、主に3つの方法があります。高校生の皆さんにとって、最も確実で学びの多いルートは、大学で必要な科目を履修する方法です。

  1. 大学・短期大学で必要な科目を履修する(王道ルート)
    文部科学省が指定する大学や短期大学に入学し、「司書課程」を履修して卒業することで資格を取得できます。大学4年間(短大は2年間)を通じて、専門知識を体系的に学びながら、幅広い教養や思考力を身につけることができます。
  2. 大学などを卒業後、「司書講習」を受講する
    大学・短大等を卒業した人が、短期集中講座である「司書講習」を受講する方法です。大学在学中に司書課程を履修しなかった人が、社会人になってからキャリアチェンジを目指す際などに選択されます。
  3. 司書補として実務経験を積み、「司書講習」を受講する
    高校卒業後に「司書補講習」を受け、図書館で3年以上働いた後に「司書講習」を修了するルートです。現場での実践経験を積みながら、長期的に司書を目指します。

未来が広がる大学選び―札幌国際大学 国際教養学科という選択―

ステップアップしていくイメージ

司書資格は多くの大学で取得できますが、「どのような司書になりたいか」によって、大学選びは大きく変わります。ここでは、単に資格を取るだけでなく、これからの社会で真に活躍できる司書を目指す学びの場として、札幌国際大学 国際教養学科を紹介します。

ポイント1:資格の「掛け算」で、活躍のフィールドを広げる

司書として働く上で、他の専門知識や資格を持っていることは、あなただけの強力な武器になります。札幌国際大学 国際教養学科では、司書資格に加えて、以下のような文化分野の専門資格を同時に目指せるカリキュラムが用意されています。

  1. 学芸員
    博物館や美術館の専門職員。歴史や文化財に関する深い知識が求められます。
  2. 2級考古調査士
    遺跡の発掘調査などで専門的な業務を行うための資格です。

例えば、「司書×学芸員」の知識があれば、図書館で地域の歴史資料展を企画・運営したり、博物館と連携した文化イベントを実施したりと、活動の幅は無限に広がります。このような資格の「掛け算」により、唯一無二の専門性を持つ文化のプロフェッショナルを目指せます。

ポイント2:実践的な「フィールドワーク」で、生きた知識を学ぶ

机上の学びだけでは得られない、課題発見力や実行力。これらは、これからの司書に不可欠な能力です。札幌国際大学 国際教養学科の「文化共創コース」では、実践的なフィールドワークが豊富に用意されています。

  1. 考古学実習
    実際に遺跡の発掘調査に参加し、歴史をその手で掘り起こす経験をします。
  2. 地域探究
    京都・奈良の古都を訪ねて文化価値を学んだり、アイヌ文化の拠点である白老町のウポポイ(民族共生 simbol空間)を見学したりと、現地に赴き、五感で文化を学びます。

こうした現場での経験は、レファレンスサービスで利用者に語る言葉に深みと説得力を与え、地域に根ざした図書館づくりに貢献するための確かな土台となります。

ポイント3:3つのコースから生まれる、あなただけの専門性

国際教養学科には、それぞれ特色ある3つのコースがあり、どのコースに所属していても司書資格の取得が可能です。あなたの興味関心に合わせて、司書としての専門性を多角的に深めることができます。

多文化言語コースで目指す、国際感覚豊かな司書

英語をはじめ、中国語や韓国語といった語学力を磨き、留学を通じて異文化を肌で体験します。その語学力と多様な文化への理解は、海外の資料を扱ったり、様々な文化背景を持つ利用者に寄り添ったサービスを提供したりする際に、大きな力となるでしょう。

文化共創コースで目指す、地域の文化を紡ぐ司書

前述のフィールドワークに加え、歴史学や民俗学、文化資源学を深く学びます。北海道の歴史や縄文文化、アイヌ文化への深い知見は、地域の文化拠点として図書館の価値を高め、歴史や文化に関する質の高いレファレンスサービスを実現します。

国際コミュニケーションコースで目指す、図書館を経営的視点で動かす司書

マーケティングやマネジメント、組織論を学びます。これらの知識は、図書館の利用者を増やすための広報戦略を立案したり、より効果的なイベントを企画したり、図書館全体の運営をより良くしていく上で直接的に役立ちます。

このように、札幌国際大学 国際教養学科では、あなたの興味を軸に専門性を深めながら、多角的な視点を持つ司書を目指すことができるのです。

図書館司書のリアル―給料・就職・やりがい―

青空を見上げるスーツの男性

ここでは、司書という仕事の現実的な側面について、より深く見ていきましょう。

給料について

司書の給料は、勤務先や雇用形態によって様々です。

  1. 公立図書館・国立大学図書館
    地方公務員や国家公務員に準じた給与体系で、経験年数に応じて昇給するため、安定性が魅力です。
  2. 私立大学図書館・専門図書館
    各法人や企業の規定によります。高い専門性が求められる職場では、給与水準も高くなる傾向があります。
  3. 雇用形態
    正規職員の他に契約職員やパート・アルバイトの求人も多く、働き方の選択肢は多様ですが、待遇はそれぞれ異なります。

就職状況について

司書は人気の職業であり、特に正規職員の採用は高倍率になることが多いのが実情です。
司書資格に加えて、PCスキルや語学力、そして大学での学びで得たあなたならではの専門性(例えば、札幌国際大学で学んだ地域文化への知見や国際感覚)が、就職活動において大きなアピールポイントとなります。

司書のやりがいと、大学での学びの繋がり

司書の仕事のやりがいは、知識を通じて人と社会に貢献できる点にあります。

  1. 知の探究を手伝う喜び
    レファレンスサービスで利用者の「知りたい」に応え、問題解決の糸口を提供できた時の達成感は格別です。
  2. 文化を未来へ繋ぐ使命感
    地域の貴重な資料を収集・保存し、次の世代へと受け継いでいく役割は、大きな誇りとなります。
  3. 新たな出会いを創造する楽しさ
    企画したイベントがきっかけで、利用者が新しい本や新しい世界と出会い、その人生が豊かになる瞬間に立ち会えます。

札幌国際大学で得られる「多様な文化を柔軟に受け止め、理解する視点」や「フィールドワークで培った課題発見・解決力」は、こうした日々の業務の中で、他の誰にも真似できないあなただけの価値を発揮するための源泉となるでしょう。

資格取得後の多様なキャリアパス

図書館

司書資格は、図書館の中だけでなく、社会の様々な場所で活かすことができます。

  1. 図書館の専門家としてキャリアアップ
    公共・大学・専門図書館などで経験を積み、館長などの管理職を目指します。より専門性を高める「認定司書」への道もあります。
  2. 文化・情報分野のプロフェッショナルとして活躍
    学校図書館司書教諭: 教員免許も取得し、学校で子どもたちの学びを支えます。 学芸員: 博物館で、資料の研究や展示企画に携わります。 出版社の編集者: 本を選ぶ知識を、本をつくる仕事に活かします。 企業のサーチャー/情報分析官: 企業内で必要な情報を収集・分析し、事業戦略を支える専門家として活躍します。

  1. 図書館の専門家としてキャリアアップ
    公共・大学・専門図書館などで経験を積み、館長などの管理職を目指します。より専門性を高める「認定司書」への道もあります。
  2. 文化・情報分野のプロフェッショナルとして活躍
    学校図書館司書教諭
    教員免許も取得し、学校で子どもたちの学びを支えます。
    学芸員
    博物館で、資料の研究や展示企画に携わります。
    出版社の編集者
    本を選ぶ知識を、本をつくる仕事に活かします。
    企業のサーチャー/情報分析官
    企業内で必要な情報を収集・分析し、事業戦略を支える専門家として活躍します。

札幌国際大学で司書と学芸員の両資格を取得すれば、図書館と博物館を繋ぐような新しいキャリアを切り拓くことも夢ではありません。

まとめ

図書館司書は、本と人、過去と未来、地域と世界を繋ぐ、知的な探究心を支える専門職です。そのための土台となるのが、大学での深く、そして広い学びです。
札幌国際大学 国際教養学科では、司書資格の取得はもちろんのこと、国際性、地域への理解、そして実践的な行動力を兼ね備えた、これからの社会が本当に求める人材を育成する環境が整っています。

この記事を読んで、あなたの知的好奇心に火がついたなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。札幌国際大学のオープンキャンパスに参加したり、資料請求をしたりして、あなたの目でその学びの豊かさを確かめてみませんか。未来の可能性に満ちたキャンパスで、あなたをお待ちしています。

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