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公開日:2026/01/06 コラム更新日:2026/08/18

心理カウンセラーになるには?国家資格への最短ルート・仕事内容・年収を徹底解説

心理カウンセラーになるには?仕事内容・年収・資格を高校生向けに徹底解説

この記事について
「友達からよく悩みを相談される」「人の話を聴いて、相手の気持ちを考えるのが好きかもしれない」と感じたことはありませんか。

その気持ちは、誰かの心を支える専門家である「心理カウンセラー」を目指す第一歩になるかもしれません。

一方で、心理カウンセラーが具体的にどのような仕事をするのか、どのような資格が必要なのか、どの進路を選べばよいのか分からない人も多いでしょう。

病院や学校などで心理職として働く場合は、心理学を学べる4年制大学で必要な科目を履修し、指定の大学院へ進学する、または所定の実務経験を積んだうえで、国家資格である公認心理師を目指すルートが代表的です。

この記事では、心理カウンセラーの仕事内容、活躍できる場所、年収の目安、資格取得までのルート、札幌国際大学で学べる内容について、高校生にも分かりやすく解説します。

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目次

心理カウンセラーとは? 心の専門家のお仕事

心理カウンセラーと相談者が向き合う様子

心理カウンセラーは、さまざまな悩みや不安を抱える人の心に寄り添い、専門的な知識や技術を使って、その人自身の力で問題を整理し、解決に向かえるようサポートする心の専門家です。

現代社会では、学校、友人関係、家族、進路、仕事など、さまざまな場面でストレスや悩みを抱える人がいます。そのため、心の健康を支える心理カウンセラーの役割は、身近な場所でも重要になっています。

心理学の学びでは、知識を身につけるだけでなく、人のこころを理解し、援助につなげる視点や実践的な技術を養うことが大切です。心理カウンセラーが行う主な支援には、次のようなものがあります。

  1. カウンセリング
    相談者の話を深く丁寧に聴き、対話を通じて悩みの背景や気持ちを整理できるよう支援します。
  2. 心理アセスメント
    質問紙や心理検査などを用いて、相談者の性格や心理状態を客観的に理解し、支援の方針を考えます。
  3. 心理教育
    相談者や家族に、ストレスとの付き合い方や心の問題に関する知識を伝え、対処方法を一緒に考えます。
心理カウンセラーは、相手の話をただ聞くだけの仕事ではありません。心理学の専門知識をもとに、相談者の状態を理解し、必要な支援につなげていく役割を担います。

どんな場所で活躍できるの?心理カウンセラーの仕事内容

心理カウンセラーが相談内容のメモをとる様子

心理カウンセラーが活躍する場所は、病院や相談室だけではありません。学校、福祉施設、企業、司法機関など、さまざまな場所で心の支援が求められています。

働く場所によって、支援する相手や仕事内容は異なります。ここでは、代表的な分野を紹介します。

教育分野

教育分野では、小学校・中学校・高等学校、大学、教育相談所などで働きます。

スクールカウンセラーとして、いじめ、不登校、友人関係、進路の悩み、家庭の問題など、生徒や学生の相談に対応します。本人だけでなく、保護者や先生の相談に応じ、学校全体の支援体制づくりに関わることもあります。

医療・保健分野

医療・保健分野では、精神科や心療内科などの病院、保健所、地域の相談機関などで働きます。

心の病気を抱える患者さんのカウンセリングや心理検査を行い、医師や看護師など他の専門職と連携しながら治療や支援を進めます。チーム医療の一員として、専門的な立場から患者さんを支える仕事です。

福祉分野

福祉分野では、児童相談所、児童養護施設、高齢者施設、障害児・障害者施設、発達支援センターなどで活躍します。

子どもの心のケア、発達支援、高齢者の孤独感の軽減、障がいのある方の生活支援など、さまざまな立場の人の心の問題をサポートします。

札幌国際大学の卒業生には、児童養護施設や社会福祉職として、子どもたちの未来を支える道に進んだ先輩もいます。大学での学びやボランティア、インターンシップの経験は、専門職として働くための力になります。

産業・労働分野

産業・労働分野では、企業内の相談室やハローワークなどで、働く人の心を支えます。

職場の人間関係、ストレス、働き方の悩みなどに関する相談に対応し、一人ひとりに合った働き方や職場復帰の方法を一緒に考えます。社員のメンタルヘルスを支える仕事として、企業でも重要性が高まっています。

司法・犯罪分野

司法・犯罪分野では、家庭裁判所、少年鑑別所、刑務所などで働きます。

非行を犯した少年や犯罪を犯した人の立ち直りを、心理的な面から支援します。社会復帰に向けた心のケアを行うため、高い専門性と倫理観が求められる分野です。

〖リアルな話〗心理カウンセラーの給料・年収

将来の仕事を選ぶうえで、収入は大切なポイントです。心理カウンセラーの年収は、持っている資格、働く場所、働き方、経験年数によって変わります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、心理カウンセラーに関連する職業情報として、年収の目安が紹介されています。平均年収はあくまで目安であり、勤務先や雇用形態によって差があります。

たとえば、経験を積んで専門性を高めたり、独立してカウンセリングルームを開業したりすることで、より高い収入を目指せる場合もあります。一方で、非常勤やパートタイムで働く場合は、勤務時間によって収入が変わります。

専門職として安定したキャリアを築くためには、信頼性の高い資格を取得し、実務経験を積みながら専門性を高めていくことが重要です。

資格がなくても心理カウンセラーにはなれる?

結論から言うと、「心理カウンセラー」と名乗って活動すること自体は、資格がなくても可能です。医師や弁護士のように、特定の資格がなければ業務を行えない職業とは異なるためです。

しかし、無資格のまま心理カウンセラーとして継続的に活躍することは、現実的には難しい面があります。理由は主に次の3つです。

  1. 求人の応募条件を満たしにくい
    病院、学校、企業などの心理職求人では、公認心理師や臨床心理士などの資格が応募条件になっている場合があります。
  2. 相談者からの信頼を得にくい
    独立して活動する場合でも、相談者にとって資格は専門性を判断する大切な材料になります。
  3. 相談者を傷つけてしまうリスクがある
    心の支援には、体系的な心理学の知識と適切なカウンセリング技術が必要です。自己流の対応は、相手の状態を悪化させてしまう可能性もあります。
プロとして相談者の心に安全に寄り添い、長期的にキャリアを築いていくためには、大学などで心理学を体系的に学び、信頼される資格取得を目指すことが確実な道です。

心理カウンセラーになるには?資格取得までの3つのルート

資格取得

心理カウンセラーは資格がなくても名乗ること自体は可能ですが、専門的な知識と技術がなければ、人の心を支える責任ある仕事を続けることは難しいでしょう。

そのため、プロとして活躍している人の多くは、信頼性の高い資格取得を目指して学んでいます。心理カウンセラーを目指すための学習ルートは、大きく分けて3つあります。

  1. 大学・大学院で学ぶ
    心理学を体系的・専門的に学ぶ王道のルートです。公認心理師、臨床心理士、認定心理士などを目指せます。大学4年間に加えて大学院2年間の学びが基本となるため時間はかかりますが、専門職としての信頼性を高めやすいルートです。
  2. 通信制大学・専門学校で学ぶ
    働きながら学びたい人や、自分のペースで学びたい人に向いているルートです。認定心理士や民間資格を目指せる場合があります。ただし、公認心理師や臨床心理士を目指せるかどうかは、学校やカリキュラムによって確認が必要です。
  3. 民間の通信講座などで学ぶ
    心理学の基礎や特定のカウンセリングスキルを学びたい人に向いています。短期間・低コストで始めやすい一方、資格の専門性や就職での評価は限定的になる場合があります。
高校生が将来、心理カウンセラーとして専門的に活躍したいと考えるなら、大学・大学院で学ぶルートをまず検討しましょう。

特に、国家資格である公認心理師や、歴史と信頼性のある臨床心理士を目指す場合は、大学と大学院で指定された科目を学ぶことが重要です。

札幌国際大学のように、学部で公認心理師の受験資格取得に向けたカリキュラムを備え、大学院も設置されている大学を選ぶと、大学4年間の学びから大学院進学までを見据えて、心理職への道を考えやすくなります。

どれを目指す?心理カウンセラーの代表的な資格を徹底比較

はてなマークが黒板に浮かんでいる

心理カウンセラーに関連する資格は複数あります。その中でも、高校生が進路を考えるうえで知っておきたい代表的な資格は、公認心理師、臨床心理士、認定心理士です。

また、札幌国際大学で目指せる特色ある資格もあります。資格の違いを理解し、自分がどのような形で人を支えたいのかを考えてみましょう。

主要な3つの資格

資格 特徴 主な取得ルート
公認心理師 心理職初の国家資格。医療、福祉、教育、産業など幅広い分野で活躍が期待される資格です。 心理系の4年制大学で指定科目を修了し、大学院修了または指定施設での実務経験を経て国家試験を受験します。
臨床心理士 心理臨床分野で長い歴史があり、医療や教育の現場で知られている民間資格です。 指定された大学院修士課程を修了し、資格認定試験に合格する必要があります。
認定心理士 4年制大学で心理学を専門的に学んだことを示す資格です。心理学の基礎を学んだ証明になります。 4年制大学で指定された心理学関連の単位を修得し、卒業後に申請することで取得できます。

札幌国際大学で目指せるユニークな資格

札幌国際大学では、心理学の学びと組み合わせて、特色ある資格取得を目指すこともできます。

  1. 園芸療法士
    植物や自然とのふれあいを通して、心のリハビリテーションや支援を行う専門家の資格です。札幌国際大学では、学内の実習用ガーデンを活用した学びが用意されています。
  2. カウンセリング実務士
    カウンセリングの基本的なスキルを学び、社会で活かすための資格です。
  3. その他の資格
    児童指導員任用資格や図書館司書など、心理学の知識と組み合わせることで、活躍の場を広げられる資格も目指せます。
心理カウンセラーとして専門職を目指す場合は、公認心理師や臨床心理士が重要になります。一方で、心理学の知識は、福祉、教育、地域活動、一般企業など幅広い進路でも活かすことができます。

大学では何を学ぶ?札幌国際大学でのリアルな学び

夜に勉強している女子学生

心理学科では、人のこころを理解するための理論だけでなく、実践的な学びも重視されます。札幌国際大学では、心理学の基礎から、カウンセリング、心理的アセスメント、脳や身体との関係まで、幅広い内容を学びます。

カウンセリング演習

カウンセリング演習では、カウンセリングの基本的な技術を演習形式で学びます。

学生同士でペアやグループになり、相手の話を丁寧に聴く練習や、聴いた内容を要約して共感的に伝える練習を行います。実践を通じて、コミュニケーションの基礎を身につけていきます。

心理的アセスメント

心理的アセスメントでは、質問紙法や投影法などの心理検査について、目的や使い方を学びます。

人のこころを理解しようとするプロセスは、相談者の支援方針を考えるうえで重要です。また、心理学を学ぶことは、自分自身のこころを見つめ直す機会にもなります。

神経・生理心理学

神経・生理心理学では、脳や身体の働きとこころの関係を学びます。

脳波測定などの実習を通して、リラックスしている時とストレスを感じている時で身体や脳の働きがどのように変わるのかを考えます。心理学を科学的な視点から学べる分野です。


▼ 札幌国際大学での学びをさらに知る

国家資格「公認心理師」への対応や、独自の「ガーデニング演習」など、札幌国際大学ならではの実践的な授業スタイルについては、こちらの詳細ページで紹介されています。
▶︎ 人文学部 心理学科 臨床心理専攻の特色を見る

また、実際に心理学科での学びを活かして、児童養護施設や公務員などの内定を勝ち取った先輩たちのエピソードも必見です。進路に悩んでいる方には、きっとヒントになるはずです。
▶︎ 夢を叶えた先輩の「内定者インタビュー」を読む


どんな人が向いている?心理カウンセラーに必要な力

図書館で本をめくる

心理カウンセラーには、専門知識だけでなく、相手に向き合う姿勢や、状況を整理する力も求められます。ここでは、必要なスキルと大切な心構えに分けて紹介します。

必要なスキル(技術)

  1. 傾聴力
    相手の話をただ聞くのではなく、言葉の裏にある感情や、本当に伝えたいことを理解しようとする力です。
  2. 分析力
    相談者の話や心理検査の結果から、問題の背景に何があるのかを客観的に考える力です。
  3. コミュニケーション能力
    専門的な内容を分かりやすく伝えたり、相手が安心して話せる信頼関係を築いたりする力です。

大切なマインド(心構え)

  1. 人を尊重する気持ち
    相手を年齢や立場で判断せず、一人の人として尊重し、その人の価値観を理解しようとする姿勢です。
  2. 共感力と冷静さのバランス
    相手の気持ちに寄り添いながらも、専門家として冷静に状況を判断する力です。
  3. 学び続ける向上心
    心理学や支援方法は日々変化します。資格取得後も学び続ける姿勢が大切です。
  4. 自分と向き合う力
    人のこころを支えるためには、自分自身の感情や考え方を理解することも大切です。

心理カウンセラーの「やりがい」

人の深い悩みや不安に向き合う心理カウンセラーの仕事は、決して簡単なものではありません。しかし、その分、大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。

  1. 相談者が前を向いて歩き出す姿を見届けられる
    落ち込んでいた相談者が少しずつ自分らしさを取り戻し、前向きに生活できるようになる過程を支えられます。
  2. 「あなたに話してよかった」と感謝される
    安心して本音を話せる場をつくることで、相談者から感謝の言葉を受け取ることがあります。
  3. 社会から必要とされている実感がある
    医療、教育、福祉、産業など、さまざまな場所で心のケアが求められています。
  4. 自分自身の成長にもつながる
    多様な背景を持つ人の人生に触れ、支援を考える過程は、自分自身の価値観や人間理解を深めることにもつながります。

心理学・カウンセラーに関するよくある質問(Q&A)

文系と理系、高校での選択はどちらが有利ですか?

心理学は文系に分類されることが多い一方で、実験や統計、心理検査の分析など、理系的な要素も含む学問です。

文系・理系のどちらかだけで判断するのではなく、人のこころや行動に関心を持ち、幅広い科目を学んでおくことが大切です。

自分も悩みやすく、落ち込みやすい性格でも向いていますか?

自分が悩んだ経験があるからこそ、悩む人の気持ちや痛みに寄り添える場合があります。

大学で心理学を学ぶ中で、自分自身のこころとも向き合い、セルフケアの方法を身につけることは、将来人を支える力にもつながります。

コミュニケーションが少し苦手でも大丈夫ですか?

心理カウンセラーに必要なコミュニケーション能力は、上手に話すことだけではありません。

相手の話を丁寧に聴くこと、安心して話せる雰囲気をつくること、相手を理解しようとする姿勢が大切です。口下手であっても、じっくり人の話を聴ける人は、心理カウンセラーを目指すうえで大切な力を持っています。

公認心理師と臨床心理士、両方の資格を取った方が良いのでしょうか?

資格は1つでも活躍できますが、医療や教育の現場では、公認心理師と臨床心理士の両方を取得していることで評価される場合があります。

将来どの分野で働きたいか、どのような専門性を高めたいかによって、目指す資格を考えましょう。

大学に行かず、通信講座だけでプロのカウンセラーになれますか?

民間資格を取得して心理カウンセラーと名乗ることは可能ですが、病院や学校などで専門職として働く場合は、公認心理師などの資格が求められることが多くあります。

将来を真剣に考えるなら、大学・大学院で心理学を体系的に学ぶルートが確実です。

まとめ:心理カウンセラーへの夢、札幌国際大学でその一歩を踏み出そう

この記事では、心理カウンセラーの仕事内容、活躍できる場所、年収、資格、心理カウンセラーになるためのルートについて解説しました。

心理カウンセラーへの道は、専門的な学びが必要で、簡単な道のりではありません。しかし、人のこころに深く関わり、誰かの人生を支えることができる、やりがいの大きい仕事です。

札幌国際大学には、公認心理師を目指せるカリキュラム、大学から大学院への学びの流れ、心理学を実践的に学べる授業、親身にサポートしてくれる先生や同じ目標を持つ仲間がいます。

あなたの「人の役に立ちたい」という気持ちを、専門的な知識と技術に変えて、心理カウンセラーへの一歩を踏み出してみませんか。

最短ルートで「公認心理師」へ。
札幌国際大学で、心理カウンセラーを目指しませんか。

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オープンキャンパスの詳細・予約
参考資料

吉崎俊一郎准教授

吉崎 俊一郎准教授

Shunichiro Yoshizaki

この記事の監修者

所属

人文学部 心理学科 臨床心理専攻

学位

学士

資格等
  • アメリカ園芸療法協会認定 園芸療法士資格
  • ニューヨーク植物園認定 園芸療法士
  • 日本園芸療法普及協会 インストラクター
専門分野

園芸療法・植物介在療法・地域連携

研究テーマ
  • 植物介在療法(園芸療法)普及とそのモデル構築
  • 地域での園芸療法(緑)の活用
  • 重度心身障がい者(児)への園芸療法導入研究
所属学会

園芸療法学会、人間植物関係学会、北海道心理学会、日本農福連携学会

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