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卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
学位:修士(観光学)
修士学位は、札幌国際大学大学院観光学研究科観光学専攻修士課程に2年以上在学し、所定の単位を修得し、かつ修士論文を提出し、審査に合格した学生に授与します。学位名称は「修士(観光学)」です。また、英文表記は、「Master of Arts in Tourism」です。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
教育課程編成方針の基本は観光学研究を「観光文化」、「観光振興」、「観光産業・事業」領域から構成することです。これに基づき、理論、方法、応用を学ぶための科目が配置されています。授業科目は「必修科目」と「選択科目」で構成されており、「必修科目」の「観光研究テーマ演習」「修士論文指導演習Ⅰ・Ⅱ」の3科目6単位は学生が観光学を学ぶ上で不可欠なものとして位置づけています。観光学の理論に関しては選択科目のA類に、方法に関しては主として選択科目のB類、C類、D類に、応用に関しては主として選択科目のB類、D類に配置しています。必修科目に配置されている3科目は修士論文もしくは課題研究(特定の課題)作成のための個別指導に重点を置いたものであり、1年目に論文構想、2年目に論文作成といった段階的編成となっていますが、長期履修(3年~5年)の場合は履修期間に応じた体制を整えます。なお、観光学研究は様々な観光場面を対象としているため、D類の科目数は他類より多く配置しています。また、適宣、学生が研究のためフィールドで学ぶ機会を用意しています。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
観光文化、観光産業・事業、観光振興に関心を持ち、これらの分野の専門知識、技能を身に付け、自主性、課題解決能力を培い、将来、地域社会、国際社会で広く貢献できる人を受け入れます。
- 研究科の特色
- 観光の諸問題を総合的に研究するのが特徴です。
観光文化、観光振興、観光産業・事業、以上三つの諸問題に関して
社会学、地理学、文化人類学、経営学、心理学といった複数の学問的知見を用いアプローチします。
本研究科は、観光の諸問題に関心のある方に広く門戸を開いています。
- 観光文化研究
- 観光文化研究の分野は、主として学部の観光文化領域を基礎とし、観光が形成し、あるいは影響を与える事象について地誌・地理学、文化人類学、社会学といった基礎学問領域の視点から追求するものです。
- 観光振興研究
- 観光振興研究の分野は、主として学部の観光新興領域を基礎とし、観光を通じた地域づくりについて建築学・都市計画学・交通学といった基礎学問領域の視点から追求するものです。
- 観光産業・事業研究
- 観光産業・事業研究の分野は、主として学部の観光産業領域を基礎とし、地域と観光事業のあり方、航空・旅行・宿泊業等の観光産業の市場動向、事業戦略、顧客管理等について社会学、経営学といった基礎学問領域の視点から追求するものです。
カリキュラム
必修科目 |
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選択科目 |
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- 修士論文研究例
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- 台湾における日本人観光客の地方観光地への誘客に関する研究 -阿里山地域を事例として-
- 北海道における観光農園の実態及び中国東北部の観光農園に与える影響に関する研究 -北海道余市町山本観光農園を事例として-
- 台湾における花をテーマとした観光地形成に関する研究 -日本の富良野・美瑛地域と台湾の新社区の比較を通して-
- 北海道におけるタイ人観光客・誘致と受入に関する基礎研究
- 地域の史的考察による複合観光対象の創出に関する研究 -北海道蘭越町を事例として
観光学研究科の沿革・教育目的
平成13(2001)年4月に観光学研究科観光学専攻修士課程(入学定員10人)が開設されました。
観光学部を基礎とする研究科であり、観光文化、観光振興、観光産業・事業を研究領域に掲げ、観光産業の発展と観光を通じた地域づくりの実践に資する高度な専門的理論および応用知識を教授研究し、わが国の観光産業ならびに観光を通じた地域づくりに貢献し得る人材育成を目的としています。
注目の授業・ゼミナール
- 観光研究テーマ演習
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研究テーマの設定、フィールドワーク、データ解析に必要な知識や技術を見につけ、観光学の方法論的基礎を修得する。また修士論文の大枠を決め、資料収集を指導のもとで行う。
- 観光・地域政策演習
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地域づくり、観光対象化の実際を現場で理解することに主眼を置く。具体的には、公的セクターの果たす役割、地域づくり・観光地づくりの基本的考え方、公的セクターの実例解説、新たな協働の試みなどである。