2022/10/26 学部・学科

観光学部合同ゼミフィールドワーク

10月23日(日)、観光学部の2年生と4年生の計7つのゼミ*合同で、白老にある民族共生象徴空間(ウポポイ)と、登別にある第一滝本館および地獄谷で、フィールドワークを行いました。
出発時、札幌はあいにくの小雨でしたが、晴れ男・晴れ女がいたのでしょうか。白老と登別に到着すると明るい日差しがさし、美しい紅葉の中でのフィールドワークとなりました。

青木ゼミ 旅行・北海道温泉
横田ゼミ イベント企画・運営
杉江ゼミ
バーチャルツーリズム
池見ゼミ 異文化理解
金庭ゼミ
フードツーリズム
陳ゼミ 観光英語
趙ゼミ 観光韓国語

白老ウポポイ

ウポポイでは、博物館スタッフからアイヌ文化と施設展示に関する全体説明を受けた後、館内の自由見学とアイヌ伝統芸能ステージの鑑賞をしました。
外国人留学生が多い観光学部の学生たちは、北海道の開拓の歴史から、文字を持たなかったアイヌの文化継承の手段、日本における民族・人権問題まで関心も幅広く、皆熱心に展示物を見学し、写真やメモで記録する姿も見られました。
また伝統芸能ステージは満席で、withコロナの観光および観光客が戻りつつある観光地の現状が肌で感じられました。


登別第一滝本館

登別では、第一滝本館で施設見学と昼食、従業員の方から宿泊業における実務の紹介、及び代表取締役社長・南智子様にご講演いただきました。
施設見学では、レストラン、厨房、客室の一部を見学させていただき、昼食時には第一滝本館の中国人スタッフから本学観光学部の留学生に向けた中国語による説明と質疑応答もありました。

南社長の講話は、企業理念やビジョン、バリューの話題から、マクロ経済の視点から考える旅館経営の戦略など、学生たちが持っている旅や観光のイメージを超え、企業経営や北海道の観光産業の豊かさを実現しようとする情熱にあふれた内容でした。
学生たちからの質問に答える形で、新型コロナの影響、バリアフリー対応、温泉の種類が豊富な理由、LGBTツーリズムに対する今後の方向性、人材採用の国際化、SNSを活用したプロモーションなどのお話を伺うことができました。

講話を通じて学生たちも、様々な視点から北海道の宿泊業ついて理解を深めることができました。
南社長が仰った「脳は行動に騙される」というように、形から入り、まずは行動することで、それが本物となり、身につくというのは、旅行産業や仕事に限らず、あらゆることに共通する心理として学生たちの心に刻まれたことでしょう。


地獄谷

最終行程の自由行動では、地獄谷や温泉街をグループで散策しました。
写真や動画を記録する学生も、お土産やスイーツを楽しむ学生も、それぞれが旅の体験を通じた観光のまなざしや観光記号の発見を楽しめたようです。

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