2026/10/01 学部・学科
観光コンテンツをテーマとする藤崎ゼミは、9月15日〜17日、道東でフィールドワークを行いました。藤崎准教授がアドバイザーを務めるKCT(屈斜路カルデラトレイル)の踏査と、立ち上げ・維持管理に携わる方々との意見交換が目的です。
KCT(屈斜路カルデラトレイル)とは
美幌町・津別町・大空町の3町にまたがる、阿寒摩周国立公園にある屈斜路カルデラを歩く広域トレイル。環境省などを中心に2016年に構想が始まり、3つの国立公園(釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園、知床国立公園)をつなぐ全長約370kmロングトレイルの一部として、2024年10月に開通したばかりです。運営の仕組みづくりは今も進行中で、地域の関係者が試行錯誤を重ねています。
藤崎准教授はトレイルの維持運営管理をKCT専門組織の策定準備委員会のアドバイザーを務めています。
その「進行中」を、学生たちは思わぬ形で体感しました。9月8日、小清水町でのヒグマ目撃を受けKCT北ルートは予防的に閉鎖。再開されたのは、訪問前日の9月15日でした。
視察テーマの一つはヒグマとの関係です。知床でエコツアー事業を20年近く営んだ藤崎准教授は、「知床五湖登録引率者制度」「利用調整地区制度」(いずれも環境省)の導入に関わってきました。知床では公益財団法人知床財団の村田良介理事長から直々にレクチャーを受けました。
最終日は美幌町役場で、美幌地区三町広域観光協議会主催のもと、地域の職員やガイド関係者13名と懇談。閉鎖・再開の基準づくりや知床の制度の応用に加え、「TikTokは検索手段としても使われている」という学生発のSNS事情に、地域の皆さんから謝意をいただく場面もありました。
現地では、こんな一コマも
フィールドワークの拠点となった美幌エコハウスでは、学生たちが自炊をしながら共同生活。最終日前夜はKCTの関係者の皆様もお招きし、厳しい視察の合間にも、笑顔がこぼれる時間がありました。