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2026/08/27 学部・学科

【観光】南富良野高校で地域の観光まちづくりを考えるフィールドワークを実施

2026年8月21日、観光学部観光ビジネス学科の学生が、南富良野高校で行われた「令和8年度南富良野町中高大連携事業 次世代育成プロジェクト」に参加しました。

今回の取り組みは、観光ビジネス学科の「2年演習(応用)」の一環として実施されたもので、南富良野町と本学が包括連携協定を結んでいることから、地域の高校生とともに観光によるまちづくりについて考える機会となりました。

大学生と高校生が地域の観光について意見交換

午前のグループワーク①では、大学生と高校生が交流しながら、南富良野町の観光や地域の魅力について意見を交わしました。

大学生からは、札幌市内のスキー場の様子や活用事例などについて積極的に紹介。実際にほかの地域で行われている取り組みと比較しながら、南富良野町の観光について考えました。

続いて、観光ビジネス学科の齋藤修教授が「歴史文化を活かした観光による地域づくりの事例―『剣獅』という文化を活かした台南市安平地区の取り組み―」と題して講演しました。

講演では、台湾・台南市安平地区で、家の壁などに取り付けられていた魔除けのような「剣獅」という文化に着目し、廃れかけていた文化を地域のまちづくりに活用している事例を紹介しました。

古い住宅などに残る「剣獅」の保存活動や、地域で「剣獅」をモチーフにした表札のようなものを各家庭に掲示する取り組みなどを紹介し、それによって地域独自の景観が生まれていることを説明しました。

また、文化を地域づくりに活用するためには、その地域ならではの「ストーリー」をつくることや、地域の魅力を発信する中核となる施設の存在が重要であることにも触れました。

「夏のスキー場」をテーマに活用方法を提案

午後のグループワーク②では、「夏のスキー場の活用方法について」をテーマに、高校生と大学生がグループに分かれてアイデアを出し合いました。

各グループからは、
・花畑アート
・滑り台の設置
・ジップラインの設置
・ロッジの活用
・クワガタやカブトムシなどの虫探しの場
・ゴルフ施設としての活用
など、スキー場を冬季以外にも楽しめる場所として活用するさまざまなアイデアが発表されました。

発表では高校生が代表を務め、南富良野町教育長の鈴木誠様から助言・講評をいただきました。

「なんぷ」ならではの観光空間を考える

今回の活動を通して、学生たちは札幌のスキー場など、他地域で実際に活用されている事例と比較することの大切さを学びました。

一方で、南富良野町の観光を考える際には、「ふらの」という既存の観光空間の延長だけではなく、南富良野町独自の観光空間を考える視点も重要です。

齋藤教授からは、南富良野町が「ふらの」の一部としてだけではなく、独自の観光空間「なんぷ」を形成していくためには、その土地にしかない歴史や文化を掘り起こすことが重要であると提言しました。

自然を生かした観光は他地域と類似する可能性がありますが、その土地固有の歴史や文化は、ほかの地域にはないオリジナルの資源となります。自然観光を中核としながら、地域固有の歴史や文化を組み合わせることで、南富良野町ならではの観光の可能性を考えることができます。

今回のフィールドワークは、観光学を学ぶ学生にとって、地域の高校生とともに観光まちづくりを考えるだけでなく、「未観光空間」と「観光空間」を比較しながら地域の魅力を捉える機会にもなりました。

今後も観光ビジネス学科では、地域との連携を通して、現地での学びを深めながら、観光による地域づくりについて考える実践的な学びを進めていきます。

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