2026/07/01 学部・学科
観光ビジネス学科の山田芳之教授が指導するホテルゼミでは、2026年6月19日(金)から20日(土)の2日間、3・4年生合同による研修合宿を、登別温泉「第一滝本館」で実施しました。
参加したのは、3年生12名、4年生11名の計23名と山田教授です。本研修は、ゼミの伝統である「先輩から後輩への学びのバトン」をつなぐとともに、ホテルのトップマネジメントから観光業界の最前線を学ぶ実践的なフィールドワークとして毎年実施しているものです。
今年度は、プロの現場を学ぶ「第1部」と、学生たちの決意を形にする「第2部」、3・4年生がコミュニケーションを深める懇談会「第3部」と三部構成で、非常に濃密な研修合宿が展開されました。
研修のスタートとして、まずは第一滝本館の竹沢販売部長による館内視察(インハウスツアー)が実施されました。学生たちは実際に館内を巡りながら、ターゲットとするお客様を迎える空間づくりや、第一滝本館が誇る大規模な施設運営の裏側を五感で体感しました。
続いて、現在の観光業界において最重要テーマである「インバウンド(訪日外国人旅行)」をテーマに講義が行われました。
変化の激しいグローバル市場の最前線を知ることで、学生たちは教科書だけでは学べない「国際観光」の現在進行形の姿を ダイレクトに学ぶことができました。
第1部の締めくくりとして、第一滝本館の小関総支配人にご登壇いただきました。登別地区で圧倒的なNO.1の実績を誇る同館の強みをベースに、ホテル経営の根幹について実際の経営数値を基にお話しいただきました。
さらに、これから就職活動や社会人生活を控える学生たちに向けて、「社会人として活躍するために今から身につけるべきマインド」について熱いアドバイスをいただきました。
プロの熱い講義に刺激を受けた学生たちは、続いて「第2部」としてそれぞれの目標発表会に臨みました。
3年生からは、これから本格化するゼミ活動に向けた「目標設定・計画シート」をベースに、今年度の研究目標と具体的なロードマップが力強く発表されました。第1部の研修を踏まえ、以下の4つの軸を中心に今後のビジョンが語られました。
最高学年である4年生は、「最終学年目標発表シート」に基づき、1人5分の持ち時間で口頭発表を行いました。
今回の発表では、手元の資料やスマートフォンで細かく組み立てた原稿を確認しつつも、単なる朗読に終わらせない工夫が見られました。
「皆の目を見てハキハキと話す」というゼミのルールを一人ひとりが強く意識し、重要な場面ではしっかりと顔を上げ、聞き手である後輩へ届く通る声で、熱弁を振るいました。
先輩たちの熱いメッセージに対し、3年生は時に大きく頷きながら真剣な眼差しでメモを取り、その背中は3年生とって大きな道標となりました。
一体感に包まれ山田ゼミが伝える「学びのバトン」が、言葉だけでなく次の世代へ確実に受け継がれた発表となりました。
2日間にわたる濃密な研修合宿は、学生たちにとって観光業界の最前線を学ぶだけでなく、自らの立ち位置と未来のビジョンを明確にする極めて有意義な機会となりました。
業界のトップランナーから直に授かった経営戦略やインバウンドの知見、そして先輩から後輩へと受け継がれた熱い「学びのバトン」を胸に、3年生はこれからの研究活動や就活本格化へ、4年生はそれぞれの未来を切り拓く社会人へのステップへと、大きく歩みを進めます。
第一滝本館での学びを糧に、今後さらなる成長を遂げていく学生たちの活躍に期待がかかります。(指導教員談)