2026/04/29 大学より
宮の森中学校で実証授業を公開
2026年4月28日、札幌市立宮の森中学校において、本学基盤教育部・教職センターの安井政樹准教授と産学連携先である株式会社baton様との共同研究の一環として、AR(拡張現実)技術を活用した体育授業の実証公開を実施しました。
本取り組みは、「運動が苦手な子どもでも自然に参加できる体育」の実現を目的としたものです。AR運動ツール「DIDIM」を活用し、ゲーム感覚で体を動かす新しい運動体験を提供することで、従来の「できる・できない」による評価から脱却し、「やってみたい」という意欲を引き出す体育のあり方を提案しています。
近年、子どもたちの運動離れや体力格差が社会的な課題となる中、体育授業においても「楽しさ」や「参加しやすさ」を重視した新たなアプローチが求められています。
本実証では、AR技術を活用した「DIDIM」によって、
・運動が苦手な生徒でも参加しやすい環境づくり
・特別支援教育における包摂的な運動機会の創出
・主体的に体を動かす動機づけの向上
といった効果を検証し、今後の学校教育における活用可能性を探ります。
・「楽しい」が先にくる、新しい体育のかたち
・運動が苦手な生徒も参加しやすい設計
・特別支援学級でも活用される“包摂的な運動体験”
・体育授業から部活動まで広がる活用可能性
・子どもたちが夢中になるリアルな授業の様子を公開
本取り組みは、北海道放送(HBC)のニュースでも取り上げられました。
授業では、床に映し出される「もぐらたたき」や音楽ゲームのようなコンテンツを活用し、生徒たちが楽しみながら体を動かす様子が紹介されています。「DIDIM」は約120種類のコンテンツを備え、体力向上だけでなく、コミュニケーション力や主体性の向上にも寄与することが期待されています。
また、天候に左右されず、限られたスペースでも運動が可能である点も大きな特長です。猛暑や降雪といった北海道特有の環境下においても、安定した運動機会を提供します。
本学では、今回の実証結果をもとに効果検証を進めるとともに、本取り組みを導入する学校の拡大を目指し、教育現場へのさらなる普及を図ってまいります。
産学連携による教育イノベーションを通じて、すべての子どもたちが主体的に体を動かし、楽しみながら成長できる環境づくりに貢献していきます。