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2025/12/28 学生生活

世界ジュニア優勝、大学選手権男女同時制覇 氷上部カーリングチームが結果報告

氷上部カーリングチームが理事長・学長へ大会結果を報告

札幌国際大学 カーリング 氷上部

世界と全国の舞台で示した「修正力」と「チームの力」

12月22日(月)、本学氷上部カーリングチームが理事長および学長を訪問し、世界大会および全国大会の結果を報告しました。
世界ジュニアBカーリング選手権での優勝、そして全日本大学対抗カーリング選手権大会での男女同時優勝という成果の裏には、試合を通して積み重ねてきた修正力と、チームとしての成長がありました。

世界ジュニアBカーリング選手権 優勝

札幌国際大学 カーリング 氷上部
世界ジュニアBカーリング選手権を全勝優勝で飾った日本代表の選手たち

全勝でつかんだ世界ジュニアカーリング選手権本戦への切符

女子日本代表として出場した世界ジュニアBカーリング選手権では、全試合に勝利し優勝。2026年2月に開催される世界ジュニアカーリング選手権への出場権を獲得しました。
スキップを務めた三浦由唯菜さん(スポーツ指導学科3年)は、前回大会を振り返りながら、今大会で意識してきた点を語りました。
「前回は準備してきたことを十分に発揮できませんでした。今回は1投1投を確実に決めること、そして調子に左右されず、常にチームでコミュニケーションを取りながら修正していくことを大切にしました」
調子の波が出た選手がいれば作戦を柔軟に変更し、ミスショットを最小限に抑える。その積み重ねが、全勝優勝という結果につながり、「大きな自信になった」と振り返ります。

三浦さんにとって、2026年の世界ジュニアカーリング選手権は5度目にして最後の挑戦となります。
これまで優勝や準優勝を経験する一方、悔しさも味わってきました。特に印象に残っているのは、初めてスキップとして出場した2度目の同大会。決勝のラストショットを決め切れず、銀メダルに終わった経験は、今も強く心に残っています。

「その時の悔しさが、今の自分を支えています。10月と11月にはカナダで合宿を行い、優勝を目指して準備してきました。収穫の多い合宿だったので、成長した姿を世界ジュニアで見せたいです」

世界ジュニアカーリング選手権の先には、2030年フランスオリンピック出場という大きな目標も見据えています。

全日本大学対抗カーリング選手権

男女そろってのダブル優勝という快挙

全国の大学が集う全日本大学対抗カーリング選手権大会では、男子・女子ともに優勝を果たしました。男女同時優勝は、創部以来初の快挙となります。

男子チーム

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全日本大学対抗カーリング選手権大会優勝した男子チーム

予選で北海道大学に敗れた男子チームは、ショットの成功率が伸びず、課題を抱えたまま決勝トーナメントに進みました。
キャプテンの小林駿汰さん(スポーツ指導学科3年)は、「難しいショットを狙っていたわけではありませんが、コミュニケーションが不足していました」と振り返ります。

決勝に向けて行ったミーティングでは、同じミスを繰り返さないことを全員で確認。丁寧なショットを意識することで、チームの雰囲気も変わっていきました。

決勝では、1エンド目に4点を失う苦しい展開となりましたが、「すぐに切り替えて粘ろう」と声を掛け合い、それぞれが修正を重ねた結果、逆転して優勝を果たしました。
小林さん自身にとっては、大学3年目で初の大学選手権優勝となり、「素直にうれしい」と喜びを語りました。

次の目標は、1月末から始まる全日本選手権への道央ブロック大会。全道大会を勝ち抜き、全国の舞台を目指します。

女子チーム

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全日本大学対抗カーリング選手権大会優勝した女子チーム(1名欠席)

女子チームは、メンバー構成が大きく変わる中で大会を迎えました。大会1か月前にスキップを任された瀬川琴佳さん(スポーツ指導学科2年)は、「高校以来のスキップで不安もありましたが、とにかくコミュニケーションを大切にしました」と話します。

予選ではミスショットが多く、課題も残りましたが、プレーオフに向けて「一人一人が自分の役割を果たすこと」「試合を重ねながら調子を上げていくこと」を共有。準決勝以降は波に乗り、全勝での優勝につなげました。

試合後、配信カメラに向かって手を振る姿勢や、勝敗に関わらず挨拶を欠かさない行動も高く評価されました。
「部に入った頃から、勝っても負けても必ず挨拶をすることを大切にしています」と瀬川さんは語ります。

来年1月末には道央予選が控えており、新たなメンバー構成で全日本選手権出場を目指します。

理事長・学長からの激励

札幌国際大学 カーリング 氷上部

報告を受けた理事長・学長からは、「カーリングは心・技・体がそろってこそ勝てる競技。準備を大切にし、次の舞台でも力を発揮してほしい」と激励の言葉が贈られました。

世界、そして全国の舞台で結果を残した氷上部カーリングチーム。
一戦一戦を通して培った修正力とチームワークを武器に、さらなる挑戦が続きます。

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