2025/12/09 学部・学科
11月26日(火)、スポーツ人間学部スポーツ指導学科は、教職課程履修者を対象に「教員採用試験 合格者との座談会」を開催しました。
本年度の採用試験合格者のうち3名の4年生が登壇し、2年生・3年生の学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
合格者がまず語ったのは、**「いつから、どのように勉強を始めたか」**というリアルな受験の歩みです。
など、決して順調ではない道のりも率直に語られ、後輩たちから大きくうなずく様子が見られました。
特に「学習指導要領は文字量も多く、最初は理解が追いつかなかった」という声には、多くの学生が共感。
過去問と学習指導要領の関係性に気づくまで時間がかかったという体験談は、参加者にとって大きな学びとなりました。
後半は、参加学生を複数のグループに分けた“対話セッション”を実施。
「主体的・対話的で深い学び」の実践として、学生自身が疑問や不安を言葉にし、合格者が一人ひとりに丁寧に応える形式で行われました。
・勉強方法が分からず悩んだ経験
・学習指導要領をどう読み込むか
・面接で「自分の言葉」で話す力の大切さ
・実技試験で求められる視点(技術+動作理解)
・指導案作成に向けた授業の振り返り方法
など、教職をめざす学生にとって具体的かつ実践的なアドバイスが多く寄せられました。
面接対策については、次のようなアドバイスが寄せられました。
・「文章の丸暗記は伝わらない。自分の価値観を整理することが大事」
・「他人と比べて劣等感を持つ瞬間もあるが、自分だけの強みを見直すことが必要」
・「前倒し検査での反省が“本気のスイッチ”になった」
中には、教師を目指す理由を言葉にできず、面接練習で苦戦した学生も。
しかし、先生方との練習を重ねる中で、「自分の中にある思いを言語化する力」が大きく伸びたと語っていました。
座談会の最後には、後輩へ向けた温かいメッセージが贈られました。
・「焦りながらでも継続すれば必ず結果につながる」
・「合格までの道のりに正解はない。自分に合った方法を見つけてほしい」
・「面接は自分自身を最も試される場。強みを正面から伝えてほしい」
後輩の学生からは、
「具体的な勉強の進め方が分かった」「面接のイメージが明確になった」
といった声があがり、今後の学びに向けて大きな励みとなる時間となりました。