札幌国際大学について

about 学長ごあいさつ

札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部にようこそ

札幌国際大学学長   蔵満 保幸

札幌国際大学学長   蔵満 保幸

●楽しくなければ大学ではない

本学の前身は1969年(昭和44年)に開学した札幌静修短期大学でした。1993年(平成5年)静修女子大学開学、1997年(平成9年)札幌国際大学に名称変更、1999年(平成11年)観光学部開設、2009年(平成21年)スポーツ人間学部開設、2022年(令和4年)人文学部に国際教養学科を開設し、現在に至っております。

本学は開学以来「建学の礎」に謳われている

「真理を探ね、自由を愛し、自らを省みる自立した人間を育成する」

「理想を求め、明日の地域社会を拓く創造性豊かな人間を育成する」

「日本人としての自覚と誇りを持ち、自らの責任において行動する国際人を育成する」

を教育の基本として学生を育ててきました。この「建学の礎」は高度情報化、グローバル化された現代社会においても今日的な課題であり、目標でもあります。理想の学園を創ろうとした先人たちの志を発展させ引き継いでいかなくてはなりません。

その思いから、本学は一貫して大学改革、教育改革に取り組んでいます。その基本となるのが「学生第一」「国際化」「伸びしろ日本一」の三つの柱です。

「学生第一」は、本学の特徴である学生一人ひとりの確かな自立を目指した良質な学びの機会を提供しながら、その学生がなりたい自分になるため、自分の夢をかなえるため、新しい自分を見つけるために丁寧な教育を行い、満足した学生生活を過ごしてもらうことです。

「国際化」は、北海道をフィールドとして各国からの留学生同士や日本人学生との学びや学生生活で交流を深め、地域の発展に資する力と世界とつながる日本語・外国語コミュニケーション能力を育てます。そして留学生と日本人学生が協働で地域課題に取り組み、北海道を元気にする大学、北海道と世界を結ぶ大学として地域に貢献できることを目指します。

「伸びしろ日本一」は、学生の学力だけでなく人間力も伸ばすこと。例えば十分なコミュニケーション能力、積極的な態度、自己肯定感、人を思い遣る心というような豊かな人格形成を行うことで、一人ひとりがしっかりと自立し、卒業後も伸びる人材を育成することです。

本学は「楽しくなければ大学ではない」をモットーに、多くの授業がアクティブラーニング主体で実施されています。北海道内外、外国でのフィールドワーク、インターンシップ、留学などそのメニューは多様です。楽しい学びを通じて自分の新たな可能性をみつけ、飛躍しましょう。

<プロフィール>
1956年宮崎市生まれ
北海道大学教育学部教育学科卒業
北海道大学大学院教育学研究科修士課程修了
現在の研究は、発育発達学、子ども学、健康教育学
静修短期大学児童教育学科講師、助教授
札幌国際大学短期大学部幼児教育保育学科教授、付属幼稚園園長兼務
スポーツ人間学部長、人文学部心理学科子ども心理専攻教授
北海道レクリエーション協会会長
北海道クッブ協会会長
公益社団法人全国大学体育連合理事、北海道支部長
北海道スポーツ協会スポーツ少年団委員
北海道学生バスケットボール連盟監事
札幌宮崎県人会会長

札幌国際大学短期大学部学長   平野 良明

札幌国際大学短期大学部学長   平野 良明

4月3日、第55回目の入学式が行われました。対面での、そしてご家族と共に祝う入学式は3年振りのことでした。

希望にあふれる入学式の中で、新入生代表の言葉の中に「高校での3年間がすっかりコロナ禍と共に在ったこと」が語られたとき、私は今年入学の学生にこそ「関係や体験」を通した「教えることに傾斜しない」「主体的な学びを引き出す」教育を提供したいと強く思いました。

本学は50周年を経て、新たに「学生第一」「国際化」「伸びしろ日本一」を掲げ、それを柱に一人ひとりの学生の育ちに向き合い、伝統の「卒業後も伸びる」と社会から評される人材育てを今年も継続発展的に実践していきます。

「卒業後も伸びる」と評される力は、基礎・基本とそれぞれの学科における専門の学びを通して耕され形成される「人格」をおいて他はありません。「挨拶ができる」「聴くことができる」「語ること、主張すること、表現することができる」「協働することができる」「自ら主体的に行うことができる」そして「べきことを考え、行うことができる」など、画一的にではなく、それぞれの個性においてできることを行うことなのです。

私たちが願う、一人ひとりの卒業生の幸福な未来は「自立」と共に在ります。

1969年に札幌静修短期大学として開学した本学の歩みは建学の礎の第一文に記されている「自由・自立・自省」と共にありました。

1978年に赴任した私は学園創成期の先輩教職員の薫陶を受けながら授業やクラブ活動指導の合間を見つけては、学生の就職先探しに駆け回りました。時を重ねながら、不況の時も、各現場、事業所から聞かせていただく言葉は静修の卒業生は「明るい」「礼儀正しい」「気が利く」そして「伸びる」でした。一人ひとりの卒業生にかけられるこれら評価は私たち教職員にとって喜びであり、また励みになるものでもありました。

当時からの「教えることに傾斜せず、学生の主体性を引き出す教育」は今日のアクティブラーニングに重なり、教養教育を踏まえた人格教育の歴史が重ねられてきたのです。

進学以外の卒業後の自立は職に就き、収入を得、納税することと考えます。適職を得、それぞれの職の立場から人や社会に役立つ生き方に、求める「自立」とその先の「幸福」があります。

新入生の皆さん、そしてこれから本学への入学を考えている皆さん、「知らないことを知る楽しさ」「できないことができるようになる楽しさ」「協働や共感の楽しさ」などを経験しながら、本学で楽しく学び、育ちを実感する教育を享受してください。

<プロフィール>
1948年 北海道札幌市生まれ
東京学芸大学教育学部卒
東京学芸大学大学院学校教育第一講座教育哲学専攻修了
東京小金井市立緑小学校教諭(2年間)
静修短期大学助手・講師・助教授・教授
(校名変更・静修女子大学・札幌国際大学)
札幌国際大学付属幼稚園園長(兼務)
札幌国際大学短期大学部幼児教育保育学科学科長
札幌国際大学総合情報館図書館館長(兼務)
札幌国際大学人文学部心理学科教授(子ども心理専攻)
札幌国際大学短期大学部学長
(公職)
北海道幼稚園教諭養成校協会会長
北海道幼稚園教諭養成連絡協議会理事・副会長
現在
北海道幼稚園教諭養成連絡協議会理事(研修担当)
北海道教育委員会幼児教育推進センタースーパーバイザー
日本道徳教育学会評議員 北海道支部長
日本教育学会会員