2024/06/23 学部・学科
心理学科臨床心理専攻2年生の「基礎演習Ⅰ」の授業で、生涯学習センター『社会人教養楽部』に通う地域の方も交え、被災時訓練(AED・救急搬送)を体験しました。
心肺蘇生を試みる学生
心停止した傷病者の心臓付近を圧迫することにより脳や心臓に血液の循環を促す心肺蘇生を目的とした一次救命処置の胸骨圧迫(CPR)と、自動的に心電図の測定・解析を行ない、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った心停止状態(心室細動)の傷病者に対して、電気ショックを与え(除細動)、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器であるAED(自動体外式除細動器)についての基礎知識の講義を受けた後、実際に3グループに分かれ、実習しました。
AEDの使い方を習得
AEDは、かつては救急隊員や医療従事者しか使用できませんでしたが、2004年7月以降、一般市民でも使用できるようになりました。
駅等でAEDを見かけた学生もいましたが、実際の使い方は知らず、何をするためのものかも知らない学生もおり、講義と実習で、万一の場面に遭遇した場合に役立つ知識とスキルを身につけました。
北部方面衛生隊の皆さまご協力ありがとうございました
本学は、災害の危険がなくなるまで一定期間滞在し、又は災害により自宅へ戻れなくなった被災者等が一時的に滞在する【指定避難所(地域)】になっています。
演習で学んだ知識とスキルをもとに、いざという時には、自分の命を守り、地域の方の命を守ることができるよう、今後も体験を通じて“生きた”学びを続けていくことが大切だと感じました。
6月29・30日の学園祭「清麗祭」では、学んだ成果を発表します。是非ご来場ください。