2024/01/15 学部・学科

【臨床心理専攻】矯正職員研修で学生の視点から意見発表

令和5年12月21日、法務省矯正研修所札幌支所(東区東苗穂)で実施された矯正職員対象の研修で行われた「政策提案型ワークショップ」に、心理学科臨床心理専攻の学生が、自治体や民間も含めた関係機関の方々と一緒に参加させていただきました。

矯正施設と地域が連携して、再犯防止にも地方創生にもつながるような取組を小グループで検討するもので、研修に参加する矯正職員メンバーのグループに、自治体や関係機関の方々と一緒に本学学生が入って、外からの自由な発想を取り入れながら矯正施設の取組を考えていくというワークショップでした。

授業で“司法・犯罪心理学”を学び、公認心理師カリキュラムの「心理実習指導Ⅱ」を履修する2年生と、学内サークル札幌国際大学BBS会(サークル名C-LINK)に所属する3年生が、授業で学んだ犯罪心理学や対人援助の知識をもとに四苦八苦しながら出したアイディアを、実務家である矯正職員の方々に理解いただけるように考えを整理して発表する場として参加の機会をいただいたものです。

当日は、道内に点在する矯正施設を拠点として、アプリを使って地域ならではの除雪や買物難民といった困りごとに、矯正職員と施設収容者や退所者が対応し、居場所ややりがいを作り出すことで再犯を防止し地域と共に生活するといった、学生ならではの自由な発想からのアイディアが発表されました。

参加した学生からは、「社会経験のなさから何を言っているのか自分でもわからなくなってしまうくらい緊張した」「自分の発言にフィードバックがあり話がさらに広がる経験から、次第に臆せず話せるようになった」「刑務所等で働いている方と、協力雇用主を含む地域の方の考え方の違いを感じることが出来て興味深かった」「実際に刑務所等で働いている方の話をうかがって、協力してみたいという気持ちになり、将来への夢が広がりました」など、貴重な経験に大きな刺激を受けた様子がうかがえました。

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