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異文化共修:SIU留学生と札幌の小学生が国際交流

2022年3月、札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部・札幌市・(公財)札幌国際プラザの4者は、日本人も外国人も誰もが住みやすいまちの実現を目的に『札幌市の国際化推進等に関する連携協定』を結びました。

その取り組みの一つとして、本学外国人留学生が札幌市内小中学校を訪問し、児童生徒に海外について知る機会を提供し、国際感覚を備えた未来を担う人材育成に寄与する活動が始まりました。

札幌市立義務教育学校福移学園

今年度は昨年度よりも交流校を拡充し実施しており、7月、9月、12月にはそれぞれ小学校1校、中学校1校と交流。第4弾となる今回は、2月21日(水)にマレーシア・ミャンマー・香港・台湾・韓国の留学生有志7名が札幌市立義務教育学校福移学園(3・4年)を訪問しました。観光学部国際観光学科陳講師によるクイズで緊張をほぐしたあとは、3年生からカテゴリー・色・形の3つのヒントをもらって「何か」を当てる3ヒントクイズを実施。答えは、児童手書きのイラストで表示されるという工夫付きで、大いに盛り上がりました。続いて4年生からは、事前に撮影、編集した学校紹介のビデオを上映。3・4年生ともに習い始めて間もない英語を一生懸命実践していました。その後留学生から、母国の地理や食べ物、日本と異なる文化、母語での挨拶を紹介しみんなで大きな声で挨拶をしました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りには留学生が乗るバスをいつまでも走って追いかける微笑ましい姿がありました。

札幌市立平岡南小学校

2月27日(火)には、マレーシア・ミャンマー・香港・台湾・韓国の留学生有志6名とイギリス・ニュージーランド出身の英語教員2名が、札幌市立平岡南小学校(6年)を訪問。
コクスフォード講師によるウォームアップで緊張をほぐしたあとは、留学生とデントン講師から、日本に来た理由、母国の地理や食べ物、日本にきてカルチャーショックを受けたことなどを紹介。その後は、児童の日本文化を紹介しよう、というテーマのもとグループごとでの発表が行われました。

発表は、ポスター発表やクイズ形式によるプレゼンテーション、空手・太鼓、絵描き歌のデモンストレーションなど発想と工夫が光る素晴らしい内容でした。最後には児童から「糸」の合奏を披露していただき、感動的なエンディングとなりました。留学生からは、間もなく卒業を控える児童に対し「中学生になっても頑張ってください!」とエールを送りました。

今回をもって、今年度予定していた全国際交流事業を無事に終えることが出来ました。関係してくださった皆様方に心より御礼申し上げます。
次年度も国際交流事業を通し、児童生徒に国際理解を深める機会を提供すると同時に、留学生にとっても地域の子ども達と交流することで北海道への理解と愛着を深められる機会にしていきたいと考えています。

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