11月7日(土)短大総合生活キャリア学科遊佐教授による、令和2年度札幌国際大学奨励研究助成事業「石狩における地域資源の価値の再認識による関係人口の創出・拡大に関する研究」「美味しい石狩食財から見つめる”和食”の尊さ」と題した講演会、シンポジウムが開催されました。
基調講演を行っていただいたのは、特定非営利活動法人 日本料理アカデミー理事長村田吉弘氏。

「日本料理を正しく世界に発信する」ことをライフワークとし、京都の老舗料亭「菊乃井」の代表を務める村田氏から日本料理とは何かという題で講演を行ってもらいました。

本学からも本講演に興味を持った観光は観光ビジネス学科、人文は現代文化学科、短大は総合生活キャリア学科の学生が参加。
受付や誘導、司会を務めるなど運営に携わりました。
講演の中では「少量・多品種・低カロリー」などの和食の特徴をあげ、具体的に洋食と和食のカロリーの違いを数字で見せたり、和食ならではの「うま味」について力説されました。

参加した学生たちからは和食が豊かな水の文化に支えられていることやカロリーの低さに驚いたとの声が聞かれました。
一方で、食の嗜好は遺伝しないことから食べないものはなくなっていくことに警笛を鳴らします。食育として日本食の後継者を育てる方法を考える必要があると締めました。
その後のシンポジウムでは「美味しい石狩食財から見つめる”和食”の尊さ」をテーマに4名の方に語っていただきました。
村田吉弘 特定非営利活動法人日本料理アカデミー理事長
田岡克介 前 石狩市長
髙田恭宏 厚田キャベツ生産組合 代表
門脇 弥 石狩湾漁業協同組合 前浜益地区青年部長
サケには捨てるところがないこと、札幌大球の魅力、それぞれに石狩の食財の魅力について語って頂きました。

この講演会は2020年11月11日(水)の北海道新聞夕刊に掲載されました。

北海道新聞社許諾D2011-2105-00023061



