卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
学位:短期大学士(総合生活)
総合生活キャリア学科は自立した職業人を養成するため、現代生活を主体的に創造する知識と技術を身に付けるとともに、自ら課題を見つけ解決する、多様な場で活躍できる実務能力を持った人材を育成することを目的としており、所定の期間在学し、学科の教育理念、教育目標に沿って設定した授業科目を履修して、所定の単位数を修得し、卒業までに下記に示す姿勢や能力を身に付けた学生に卒業を認定し、学位規則に従い短期大学士の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
総合生活キャリア学科は、自立した職業人を養成するため、現代生活を主体的に創造する知識と技術を身に付けるとともに、自ら課題を見つけ解決する、多様な場で活躍できる実務能力を持った人材を育成しており、学生が卒業までにこの目的を達成するための教育課程を下記に示す教育課程編成・実施の方針に基づき設定する。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
総合生活キャリア学科は自立した職業人を養成するため、現代生活を主体的に創造する知識と技術を身に付けるとともに、自ら課題を見つけ解決する、多様な場で活躍できる実務能力を持った人材を育成することを目的としている。
【求める学生像】
本学科は、上記のような人材を育成するため、本学科の目的に賛同し、本学科の教育に関心を持つ、以下のような人を受け入れる。
なお、本学科への入学を希望する人は、高等学校の教育課程等において、次のような姿勢、能力を身に付けていることを求める。
自分でキャリアを考え、生活力・就業力を確実に身につけられるシステムです。
大学での学びは高校までとは違うので、戸惑うこともたくさんあるでしょう。また、短期大学は2年間と短いため、その期間で必要な力を確実に身につけることは簡単ではありません。総合生活キャリア学科では、スムーズに高校から大学へ接続するため、また、短期間で効率よく学びを深めていけるように、必須となる基礎的な力を育てる科目を必修科目とし、ベースをつくります。これを学科スタンダードと呼んでいます。これは、短大での学びに役立つだけでなく、卒業後、社会で活躍するための基礎能力となります。
学生ごとに将来の目標や学びたい科目は異なりますが、学科スタンダードはどの学生にも必要な基礎能力の学習機会を提供します。そのためには、できるだけ早期にスタンダードを確立することが重要。カリキュラムでは、入学直後の1年前期に学科スタンダード科目を配置、その後の教育・学習につなげます。また、入学前課題やオリエンテーション、履修指導などの初年次教育で、学習者の不安を解消し、自信を持って短大生活を送ることができるようサポートを行っています。
カリキュラムの重要なポイントは「体系化」。目標とする方向性や、科目のつながりを意識しながら学びを積み上げていくための仕組みづくりを考慮しました。その実現に向け、導入を決めたのがユニット制。ユニットとは、分野や内容の上でつながりを持つ3~5科目を一つにまとめた科目群のことです。主専攻として、3つの、異なる学びの方向に深化する科目をまとめた「コースユニット」、副専攻として目指す分野を意識し、求められる人材となるための知識やスキル、資格の取得を目指す科目をまとめた「専門ユニット」を準備します。
興味や適性を考えたコースユニットの選択で、将来活躍したいフィールドを広く展望することができます。さらに、関連する科目を順序良く効果的に積み上げ、具体的な力をつけるのが専門ユニット。これらを複数組み合わせることにより、各自が希望する未来像を大きく描きながら、着実に望む力を手にできるよう工夫された教育システムです。
豊かな知識・確かな技術で
快適な生活を創造する。
より良い生活を創造するための知識と能力を身につけ、それらを関連分野の仕事に応用することを目指します。心身の健康を守るため、食品を中心に、住まい、衣服に関する総合的な基礎知識と応用力を身につけます。自身の暮らしの質を高めるだけでなく、消費者を理解し、様々な産業で働くことを通して、多様な世代が共同して生きるこれからの社会のために、活躍できる人材を目指すコースです。
生活の原点である住まいを、家族、歴史、住環境、インテリアとの関わりから学習します。快適で豊かな住まいを創ってゆくため、賢い消費者としての基礎知識を学ぶ授業です。将来の自分の暮らし方を想像し、講義で得た知識を使って、先生とコミュニケーションをとりながら「私らしい住まい」を設計します。
ビジネスを学び、実践する力に。
職場で「即戦力」となるため、ビジネスマナーや対人関係など、ビジネスシーンで活用できる実践力を身につけます。特に、人と情報のコミュニケーターとしての実務能力、コミュニケーション能力を磨きます。また、企業や社会の実態を学び、実際のビジネス活動を模した演習を行うことで、社会人として必要な思考力を伸ばし、あらゆる現場で活躍できる人材を目指します。
学生から社会人へと成長していくプロセスにおいて、人間関係を良好にするためのコミュニケーション力を磨く必要性があります。このコミュニケーション力を構成する要素として、好感の持てる態度、敬語遣い、聴く・話す力が重要です。この授業では、まず敬語力を身につけて来客応対や電話応対などのビジネスマナーをロールプレイングで学びます。授業には事務職に必要な基本エッセンスがたくさん盛り込まれています。
英語力を活かし、幅広い活躍の場へ。
ますます国際化する社会にあって、英語の実用的な能力を伸ばし、異文化への理解を深め、外国語でもコミュニケーションが取れる人材を目指します。「聞く・話す」英語力を養成するとともに、オフィス、販売接客などの現場で役立つ知識・スキルを学ぶことができます。学習成果の証明として検定取得も、積極的に応援しています。
3期にわたり学んできた「使える」英語力の集大成として、興味・関心のあるテーマを選び、英語でプレゼンテーションをする授業です。簡単な英語で自分の考えをわかりやすく、誰にでも聞き取りやすく伝えることを目標に、ネイティブスピーカーの教員の指導のもと繰り返し発音練習をします。説得力のある話し方を学び、英語でも、プレゼンテーション能力の補強をします。
金融・保険業
㈱北洋銀行、㈱北海道銀行、帯広信用金庫、釧路信用金庫、札幌信用金庫、遠軽信用金庫、伊達信用金庫、苫小牧信用金庫、北門信用金庫、北海道信用保証協会、第一生命保険㈱
卸売・小売業
大丸㈱、パナソニックメディコムネットワークス㈱、石屋商事㈱、今井金商㈱、㈱カネボウ化粧品、㈱マリークヮントコスメチックスジャパン、㈱アイビック、㈱札幌丸井三越、㈱山三ふじや、As-meエステール㈱、イオン北海道㈱、札幌トヨタ自動車㈱、札幌トヨペット㈱、トヨタカローラ札幌㈱、ネッツトヨタ札幌㈱、㈱道央スズキ、㈱北海道ブブ、㈱JALUXエアポート、㈱北一硝子、㈱ラウディ、㈱城山、㈱レブニーズ、㈱アルファベットパステル、㈱サマンサタバサジャパンリミテッド、㈱共栄アドバンス、㈱クロスカンパニー、㈱ワールドストアパートナーズ、アイングループ、㈱サッポロドラッグストアー、㈱ツルハ、㈱ナカジマ薬局
製造業
リンナイ㈱、札幌バルナバフーズ㈱、ジュングループ(JUNブランド)、日糧製パン㈱、㈱ホリ、㈱北菓楼
宿泊・飲食業
㈱プリンスホテル、札幌グランドホテル(㈱グランビスタホテル&リゾート)、WBFリゾート㈱、㈱かりゆし、㈱札幌東急ホテルズ、㈱第一滝本館、ANAホリデイ・イン札幌すすきの(㈱タスク)、㈱東横イン、㈱はま寿司
運輸・通信・サービス
ANA新千歳空港㈱、㈱JALナビア、㈱キャスト、日本郵政グループ 日本郵便㈱、ほくでんサービス㈱、北電総合設計㈱、創和プロジェクト㈱、㈱JTB札幌ビジネスセンター、ニッポンレンタカー北海道㈱、㈱トヨタレンタリース新札幌、㈱LAVA International、㈱エイジェック、㈱マーキュリー、㈱神美、㈱宮の森スポーツ、㈱エースランドリー、㈱ベンチャーバンク、(公財)北海道体育協会、㈱ソラスト、㈱サカイ引越センター、トランスコスモス㈱、㈱KDDIエボルバ
公務
北海道警察、自衛隊(陸上自衛隊)
医療・介護
北海道厚生農業協同組合連合会(厚生病院)、(医)徳洲会 札幌東徳洲会病院、(医)耳鼻咽喉科麻生病院、(医)さくらファミリークリニック、(医)鈴木内科医院、(医)スマイルオフィスデンタルクリニック、(医)あいファミリー歯科、小西歯科医院、高田歯科クリニック、㈲プリスクリプションアルファ、㈱ニチイ学館
少人数のグループごとに、テーマを持ちながら、実際の社会・現場で課題となっていることを探し、またその課題を克服するための手段や対策を検討します。さらに学生自らがその対策を実践することで、自分たちの考えた検討案の効果を検証します。学科のカリキュラムの集大成とも言える科目で、これまで多くのプロジェクトが社会とつながってきました。頭で考えるだけでなく、実際に行動することも求められる、アクティブ・ラーニング型の授業です。
人生の一大イベントであるブライダルについて、演習形式で学びます。挙式や披露宴、ブライダルのトレンド、ドレスやマナーなどブライダルに関する基本的な知識を学習します。さらに演習授業としてグループによるブライダルプロデュースや市内ホテルを会場にした模擬披露宴を行うことで、ウェディングプランナーの仕事や結婚式場の業務について理解を深めます。模擬披露宴は毎年、受講生が新婦役を務めています。
人に何かを伝えるときに必要なプレゼンテーション能力を養います。プレゼンテーションは必ずしもコンピュータを用いなければならないわけではありません。人前で話す「スピーチ」のための話法、ポスターの作成による情報提供を学びます。また、複数で内容・構成を検討して発表するチームプレゼンや、学外での取材成果を映像にまとめるなど、プレゼンのさまざまな手法を実際に経験しながら、考えていきます。
医療事務資格の取得を目指し、実践的な学習を行います。医療機関における健康保険分に該当する費用の請求書である「診療報酬明細書(レセプト)」の作成に必要な専門的な知識と医療事務の実務を学び、資格取得に挑戦します。「医療事務」ユニット、「調剤薬局事務」ユニット、「登録販売者」ユニットでは、医療機関(病院、クリニック、薬局など)・薬店で働く知識と技術を広く身につけることができます。
地元である北海道をより理解し、客観的に見ることによって、北海道での暮らし、また産業の集積地としての北海道の経済などを考えていきます。北海道は地域ごとに生活・文化・経済が大きく異なります。自分が住む地域だけでなく、北海道全体の状況を知ることで、将来的な北海道のあり方を理解することができます。またグループごとに地域情報をまとめて発表するワークなども行っています。
英語力をもっとも活かせる職業の一つである、グランドスタッフなど、航空業界への就職を目指すベースになる授業です。質の高い「サービス」について学び、ホスピタリティマインドと、それを実現できる能力を身につけます。業界の現状・求められる人材像について深く学ぶため、航空業に関わる方からお話を聞いたり、現場である新千歳空港を見学、視察することもあります。