心理学研究科
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国家資格「公認心理師」への対応について

心理職として初の国家資格である「公認心理師法」の施行を受け、札幌国際大学心理学科臨床心理専攻および大学院心理学研究科では、公認心理師の受験資格取得に対応する新しいカリキュラムの準備を進めています。
詳細は決まり次第、お知らせいたします。

公認心理師について
(厚生労働省)

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

学位:修士(臨床心理)

「臨床心理学の実践を通し、地域社会に貢献する人材を輩出する」という本研究科の目的を達成するため、下記の通り修士課程修了までに修得すべき知識と技能を定める。これらの能力(知識・技能)は研究科の教育課程による所定の単位の修得と課題研究論文審査および試験の合格により、その達成を判断し、学位規則に従い修士(臨床心理)の学位を授与する。

〈教育目標:修了までに修得すべき能力〉

  1. ①臨床心理に関する高度な知識と技能
  2. ②臨床心理学的研究法と観察事実の分析法
  3. ③自己の意見や思考を論理的に伝える論文作成能力と発表の技能
  4. ④現代社会の臨床心理的課題の理解

〈卒業認定(修了)・学位授与〉

下記の要件をすべて満たす学生は修士の課程を修了したものと認める。

  1. ①本研究科に2年以上在学すること。ただし、特に優れた業績を上げた者については、本研究科に1年以上在学すれば足りるものとする。
  2. ②定められた履修要件によって必修科目・選択必修科目を含む33単位以上を履修すること。
  3. ③必要な研究指導を受け、課題研究論文を提出し、審査および試験に合格すること。

※職業を有しているなどの事情により、2年を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し修了することを希望する学生がその旨を申し出た時には、長期履修学生として認める。

【単位修得】

  1. ①教育課程から、必修12科目20単位、選択科目A〜E科目群からそれぞれ1科目2単位以上を含む合計13単位以上を修得することが必要である。
  2. ②実習科目の履修は基礎から応用の順序に従い、科目内と科目間で総合的に実施される臨床心理学的スーパーバイズを受け、カンファレンスへの出席が必須である。

【課題研究作成】

  1. ①研究科の定める「課題研究作成ガイド」に従い課題研究を提出する。
  2. ②入学者は1年目に、研究テーマと研究計画書を準備し、2年目に「課題研究指導Ⅰ・Ⅱ」により課題研究指導を受け、さらに本学研究科の臨床心理士の指導を適宜受け論文を執筆する。
  3. ③課題研究のテーマは臨床心理学に資するもので、調査研究、実践研究、実験報告、観察報告など、資料に基づく論考でなければならない。
  4. ④テーマおよび研究計画は本研究科研究倫理審査委員会の審査を受けなければならない。

【課題研究論文審査】

提出された課題研究について、研究目的、方法、結果、考察、今後の課題等について、構想力、実証性、構成力・表現力、論述・倫理性の観点から複数の教員により評価される。

【面接試験】

提出された論文に関し、研究目的、方法、結果、考察、今後の課題等に関連した質疑応答により、説明能力、知識、臨床能力、質疑応答能力の観点から複数の教員により評価される。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

本研究科では、ディプロマ・ポリシー達成のため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
心理学研究科臨床心理専攻は、高度で専門的な職業能力を有し、社会の要請に応じることのできる臨床心理実務技能を有する人材を養成することを目的としており、この目的を達成するため下記の教育課程を編成している。また、本研究科は日本臨床心理士認定協会の第1種指定校として認定されており、その認定要件も満たすものとしている。

【教育課程】

  1. ①授業科目は「必修科目」、「選択科目」、「実習科目」から構成されており、「必修科目」は臨床心理学の基礎理論を修得する「臨床心理学特論Ⅰ」から対人援助の基本となる面接の基本的考え方、心理査定の方法論等を修得する「臨床心理面接特論Ⅰ」、「臨床心理査定演習Ⅰ」、心理臨床の人間観、臨床の具体的技法を修得する「臨床心理基礎実習Ⅰ」等が配置されている。「選択科目」は発達、認知、家族といった幅広い心理学の理論、方法等を修得する科目が配置されている。「実習科目」は心理士の実践場面等を想定し、学識と経験を高める実務型の科目が配置されている。
  2. ②臨床心理の理論や研究を実践する実際的体験を通し、心理士として必要な知識と技能を培うため、選択の実習科目の履修時期は、履修者の学習計画を考慮して展開する。
  3. ③実習科目の履修と評価に関する「実習の手引き」を準備し、効果的な指導を行う。学生は実践、実務実習場面を通じて他者と協同する姿勢等を修得することになる。
  4. ④長期履修(3年)の場合は履修期間に応じて指導体制を整えている。

本研究科では、成績評価の公正さと透明性を確保するため、シラバスに記載する成績評価基準・方法等ならびに学則、規程等に定める所定単位修得、課題研究論文審査および試験により学修成果を評価し、その客観性を担保するため、複層的な積み上げによる多面的・総合的な成績評価を実施する。

【カリキュラムマップ】

科目区分 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期
必修科目 講義

演習
実習
臨床心理学特論Ⅰ
臨床心理面接特論Ⅰ
臨床心理査定演習Ⅰ
臨床心理基礎実習Ⅰ
臨床心理学特論Ⅱ
臨床心理面接特論Ⅱ
臨床心理査定演習Ⅱ
臨床心理基礎実習Ⅱ
課題研究指導Ⅰ
臨床心理実習Ⅰ
課題研究指導Ⅱ
臨床心理実習Ⅱ
選択
科目
A群 心理学研究法特論 臨床心理学研究法特論 心理学研究法特論  
B群 認知心理学特論
発達心理学特論
  認知心理学特論
発達心理学特論
 
C群 臨床心理関連行政論
家族心理学特論
社会心理学特論 臨床心理関連行政論
家族心理学特論
 
D群 精神医学特論 障害者心理学特論    
E群 学校臨床心理学特論 投影法特論    
演習
実習
臨床心理演習Ⅰ
臨床心理実務実習Ⅰ

臨床心理実務実習Ⅱ
臨床心理実践演習Ⅰ
臨床心理実践演習Ⅱ
臨床心理演習Ⅱ

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

心理学研究科臨床心理専攻修士課程は、高度で専門的な職業能力を有し、社会の要請に応じることのできる臨床心理実務技能を有する人材を養成することを目的としている。

【求める学生像】

本研究科は上記目的に賛同し、心理援助技術の実践を通し、地域臨床・学校臨床・病院臨床の分野で人々の健康に貢献しようとする目的意識を持つ人、自らが実践者となる心理学的援助技術を支える心理学的研究と援助技術の修得に興味と関心を持つ人、この目的を達成するために必要とされる基本的な能力を持つ人、既に関連する臨床心理分野に従事し、さらに、本研究科において専門的研究と技能の修得を目指す人を求める。

なお、学士課程等において下記の姿勢、能力を身に付けていることを求める。

  1. ①心理学理論、方法論について基礎的知識を有する人
  2. ②文献購読に必要な国語、英語力を有する人
  3. ③卒業論文等の作成経験を有する人
  4. ④臨床心理分野の経験を有し、更に研究を進める意欲を有する人

また、すべての入学希望者には入学前に面談を実施し、入学後の研究計画や履修計画に関する相談の場を設ける。

【入学者選抜について】

本研究科は求める学生像を満たす人を選抜するため、本方針に基づき、入学者選抜を下記の方法で春期(4月)に行う。1学年の入学定員は10名である。選抜の種類等は下記に示す通りである。

  1. ○一般入学・社会人特別選抜入学
    論述(英語を含む)90分 面接30分
  2. ○外国人特別選抜入学
    論述(英語を含む)90分 面接30分 ※日本語による面接
  3. ○推薦入学 面接30分

在学生インタビュー

熱心な先生の指導のもと、臨床心理士として
子どもと関わっていくことを目指しています。

髙橋 達也さん(札幌国際大学出身)

学部で心理学を学ぶうちに興味が募り、臨床心理士を目指して大学院へ。
専門家になるための学びは求められるレベルが違い、少人数のゼミ形式の授業などに臨む自分の意識も変わりました。
各分野のスペシャリストである先生たちの熱心な指導とともに、地域に根差した活動や事例などにも触れられ、理論だけではなく“実際のこと”を理解できるのも魅力です。学部時代のボランティアや教育実習などの影響もあり、将来は生きにくさのある子どもの援助ができればと思っています。

教員一覧■専任教員

川俣 甲子夫/教授
【担当】心理学研究法特論、臨床心理演習Ⅱ
佐々木 淑子/教授・臨床心理士
【担当】臨床心理学特論Ⅱ、臨床心理面接特論Ⅰ、臨床心理基礎演習Ⅱ、臨床心理実践演習Ⅰ、臨床心理実践演習Ⅱ、臨床心理実習Ⅰ
岡田 顕宏/准教授・博士(行動科学)・臨床心理士
【担当】臨床心理学研究法特論、認知心理学特論
品田 一郎/教授・臨床心理士
【担当】臨床心理学特論Ⅰ、家族心理学特論、臨床心理基礎実習Ⅰ、臨床心理実習Ⅱ
本間 芳文/教授・臨床心理士
【担当】臨床心理実務実習Ⅰ
中野 茂/教授
【担当】発達心理学特論、臨床心理演習Ⅰ
橋本 久美/准教授・臨床心理士
【担当】臨床心理学特論Ⅰ、臨床心理面接特論Ⅱ、臨床心理演習Ⅱ
髙野 創子/講師・臨床心理士
【担当】臨床心理基礎実習Ⅱ、臨床心理実践演習Ⅰ、臨床心理実践演習Ⅱ
松浦 秀太/助教・臨床心理士
【担当】臨床心理実習Ⅰ
学科の特色
臨床経験豊かな指導者のもとで臨床の知を探る研究を進めながら、現場で実践家として活躍するための教育プログラムを用意。
現代人の心の迷いや苦悩など、相談ニーズの高まりに対応できる高度専門職業人を育成します。
大学院修了後は、実務経験なしで「臨床心理士」試験を受験できます。
日本臨床心理士資格認定協会
第1種指定校
「臨床心理士」試験を受験するには、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院修士課程(博士前期課程)の修了が必須です。本学は同協会の第1種指定校の認可を受けています。
実習体験が豊富な
実践的カリキュラム
学内外で豊富な実習体験を積むことができる実践的なカリキュラム。本学付属の相談室で実際に相談業務を担当し、臨床心理士として実務経験を持つ教員に指導を受けながら力を磨きます。
若い人材から
社会人までをサポート
若い人材を育てていくとともに、社会人のリカレント教育も重視。土曜日や夜間開講の授業、長期履修制度など、仕事と研究、実習体験の両立をサポートする制度を整備しています。

「カリキュラム」を見る

カリキュラム

必修科目
  • 臨床心理学特論Ⅰ
  • 臨床心理学特論Ⅱ
  • 臨床心理面接特論Ⅰ
  • 臨床心理面接特論Ⅱ
  • 臨床心理査定演習Ⅰ
  • 臨床心理査定演習Ⅱ
  • 臨床心理基礎実習Ⅰ
  • 臨床心理基礎実習Ⅱ
  • 臨床心理実習Ⅰ
  • 臨床心理実習Ⅱ
  • 課題研究指導Ⅰ
  • 課題研究指導Ⅱ
選択科目
  • 心理学研究法特論
  • 臨床心理学研究法特論
  • 発達心理学特論
  • 認知心理学特論
  • 家族心理学特論
  • 臨床心理関連行政論
  • 社会心理学特論
  • 精神医学特論
  • 障害者心理学特論
  • 投影法特論
  • 学校臨床心理学特論
  • 臨床心理実務実習Ⅰ~Ⅲ
  • 臨床心理演習Ⅰ・Ⅱ
  • 臨床心理実践演習Ⅰ・Ⅱ
修士論文研究例
  • 自閉症スペクトラム障害を持つ子ども(ASD児)の象徴化の形成過程
  • 就労継続支援施設における実習生の利用者理解とコミュニケーションスキルの特徴
  • 衝動性の特性分類について -質問紙尺度の作成-
  • なまけ傾向の大学生における認知的特徴と精神的健康について -生物学的根拠としての唾液中セロトニンによる検討を加えて-
  • 不安・怒り感情と社会的スキルとの関連 -コーピング方略およびレジリエンスによる衝撃効果を検討に加えて-
  • 共感の認知的側面と感情的側面について -日本語版QCAEを用いて-
  • 別室支援による相談パートナーと教師の恊働プロセス -集団力動の視点から学校環境を考える-
  • 大学生の学業における先延ばしとパーソナリティの関係
  • アルコール依存症者が社会復帰過程で遭遇する社会的困難と社会的スキルの構造分析
  • 保育者が気になる幼児を「抱える」ということ -アスペルガー障碍の幼児の変容を通して-
  • 前思春期児童の授業場面におけるリラクタンスの測定と心理臨床への応用
  • 前思春期における未知の世界の挑戦について
  • 大学生の対人不安傾向とP-Fスタディにおける反応特徴に関する研究
  • 統合失調症患者に対する転帰指標としてのバウムテストの有用性

心理学研究科の沿革・教育目的

心理学研究科は、実務を重視した教育を通し、臨床心理学の諸技法を修得し、地域に貢献できる人材の育成を目指します。

■心理学研究科の沿革・教育目的
心理学研究科は平成17年4月に札幌国際大学大学院心理学研究科臨床心理実務専攻修士課程(入学者定員10名)として開設されました。同時に財団法人・日本臨床心理士資格認定協会より第1種指定校として認定され、北海道における臨床心理士の養成校として、臨床心理学研究と臨床心理実務訓練を教育目標とし、地域への貢献を実践しています。
平成23年度(2011年度)に専攻の名称を臨床心理専攻と変更しました。

注目の授業・ゼミナール

臨床心理実習Ⅰ
精神科医療施設や児童臨床施設などの学外施設で実習を行い、臨床心理士としてのモデルを実践的に把握する。また、施設の機能や社会的役割を知り、さまざまな職員との連携を通して、人間性や社会性豊かな専門家を目指す上での下地とする。心理臨床の現場に触れ、理論と実践を統合していくことの重要性を知り、心理臨床家としての必要な態度や技術および社会性の基本を身につけ、進むべき自らのフィールドを焦点化する。
臨床心理実習Ⅱ
臨床心理実践演習I・IIでの学習をふまえ、心理相談研究所におけるケースの心理面接、検査について実践的に学ぶ。スーパービジョンや事例検討会にケースを提出し、見立て、関わり方について検討を加える過程で、心理臨床家としてのあり方や姿勢を研鑽する。理論やスキルとケースの実際を擦り合わせ、的確なケースの理解を目指す。またスーパービジョンや事例検討会での討議から、自分の特徴や傾向を知り、面接場面での関わり方に検討を加え、基本的な臨床のスタンスを身につける。
発達心理学特論
この講義は以下の4つのパートからなっている。
1)生得的なIS(Intersubjectivity)の理解
2)AT(Attachment)とIS(Intersubjectivity)の比較検討
3)IS(Intersubjectivity)の基本とされるコンパニオンシップと遊び
4)ポジティブ情動性-共有機能としてのあそび現象
これらの議論の理解を通して、人がどのようにして内面を読み合い、合意を形成しているのかについて理解する。

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